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「やりきった!!」無職夫に捨てられた妻が離婚するまで 手続きで心身ボロボロでも息子の存在が支えに
【電子書籍】「無職の夫に捨てられました」を試し読みする(外部サイト)
「私たちとの生活が嫌だった?」妻の問いに、ひどすぎる回答が
すると「わたし”たち”? いや、息子と暮らすぶんには何の問題もないよ? 一緒にいても、基本ほっとくだけだし。お前の態度に我慢ができなかった」と衝撃的な答えが返ってきた。
無職で家にいる夫に支払われるのは休職手当のみ。生活費が足りないため、黒田さんが働きに出たり、夜に内職をしたりして家計を支えていた。「家にいるならゴミ出しをしておいて!」「夕飯作ってるから、お風呂洗っといて」「なんとか仕事を見つけてほしい」と夫にお願いする日々だったが、その声掛けが元夫にはプレッシャーになったのか。長期間無職の夫に、妻は不満を漏らしてもいけないのか…。10月18日に発売された電子書籍『無職の夫に捨てられました』(KADOKAWA)には、そんな黒田さんの正直な気持ちが綴られている。
黒田さんは、引っ越し、部屋の解約、息子の学校の手続き、電気・水道・ガス・保険など、別々に暮らすことで生じる数々の手続きをこなしていった。息子と一緒にいるときは平常心でいられるが、一人になった途端に不安が募り涙が溢れた。食べ物ものどを通らず、手続きの最中は体重も減っていくばかりだったという。
息子の存在が活力に「親も『守られている』のだと思います」
「子どもにとっては何気ない行動でしょうし、それを”優しさ”だと思うのはわたしの都合の良い解釈なのかもしれません。でも間違いなく『ママのそばにいたい』と思ってくれての行動だと思います。それを”優しさ”だと感じて、受け止めて良いんだよ、と言ってもらえたようでとても嬉しかったです」
今は息子さんが黒田さんの原動力になっていて、「子どもの存在自体が親を強くしてくれる」という。
「子どもを産んだ事で、私自身もかなり強くなり、苦手だった事もできるようになりました…というか、やらざるを得なくなったというか(笑)。息子を産んだ時、同時に私も生まれ変わったんだと思えた、私にとってはそんな存在です。それこそで親も『守られている』のだと思います。
親である私には、息子を幸せにできるのは途中まで。子どもはいつかは巣立っていくものです。息子が自分で自分の生き方を見つけるまでは、安心して休める場所であり、帰れる場所であり続けたいと思います」
『無職の夫に捨てられました』(KADOKAWA)
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