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「生き別れた”デビュー作“が立派になって…!?」 9年前の制作アプリと思わぬ場所で遭遇、制作者の驚き描く4コマ漫画に反響
初めてユーザー側として使用し“ドキドキ”、「制作者だと認識してもらえて嬉しい」
今日の出来事 pic.twitter.com/VuYTfugkRL
? ハップ (@hap_inc) September 7, 2021
ハップさん今まではバグチェックなどのテストプレイでしか使っていなかったものを初めてユーザー側として使うことになり、どんなサイコロの目が出るかドキドキしちゃいましたね(笑)。この新鮮な気持ちは今後の開発にも活かしたいです!
――店員さんにも、そのことを伝えられたのでしょうか?
ハップさん「これ自分がつくったアプリですよー!」って伝えました。店員さんも驚いた様子で、「そうなんですか! 使わせてもらってます。ありがとうございます!」って言ってもらえました。「こちらこそ使ってもらってありがとうございます!」って答えました。
――「サイコロ10」は、サイコロを振るという目的のシンプルなアプリですが、Twitterでは「自分も重宝している」という声が多く寄せられていました。また、「サイコロ10」の制作者がハップさんだったことに驚く声も寄せられています。
ハップさん今は私を知ってる方のほとんどが、「ママにゲーム隠された」などのゲームからなので、このバズりをきっかけに「サイコロ10」と同じ制作者だと認知して貰えたことは嬉しかったです。また、サイコロのアプリなのでさまざまなシーンで使われているのですが、友達同士での食事のおごりの勝負でも使われているらしく、その勝負に負けたユーザーがこちらに苦情を言ってくる流れがあり、それは辞めて欲しいですね(笑)。
9年アプリを一人で制作続け、成長を実感「今ではゲーム画面を見ただけで『ハップのゲームだ』と言ってもらえるように」
ハップさん2012年当時、私はWEBクリエイターとして仕事をしておりましたが、iPhoneが世界的な流行となりWEB系の仕事の流れが大きく変わる時期でした。「サイコロ10」は元々WEB用のコンテンツとして私が公開していたものですが、持ち運べるスマホの方が相性は良いのと、アプリを作ってみたい衝動から試作の感覚でアプリ化したものでした。
――当時、制作でご苦労されたことはありますか。
ハップさんアプリ自体は簡単にできたのですが、公開するための登録や証明書関係の設定など不慣れな作業が多く、また当時は情報があまりなかったので苦労しました。
――当時から9年が経ち、現在では20個以上のスマホアプリをご制作され、累計1億ダウンロードを突破されるまでに。「サイコロ10」は、ハップさんの原点であるかと思いますが、当時と比べて成長されたと実感されるところはありますか。
ハップさん自分らしさを意識して作っていることは当時と比べて大きく変化した点になります。今ではゲーム画面を見ただけで「ハップのゲームだ」と言われることも多く、成長を実感しております。
――確かに、アプリのアイコンのイラストを見ただけでも「同じ方が作ったゲームだ」とすぐにわかります。一方で、アプリを制作する上で「サイコロ10」制作時から変わらないこだわりや大切にされていることはありますか。
ハップさんシンプルで分かりやすく、また心地よい動きであることは当時からずっと大切にしています。それはツールからゲーム制作になった今でも変わりません。
――今後どのようなアプリを制作していきたいでしょうか。
ハップさん去年、目標としていた1億ダウンロードが達成できたので、今後はダウンロード数についてはあまり気にせず、実験的なゲームを作ってみたいと思っています。