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【意識調査】LGBTへの理解、社会整備として【カミングアウトしなくても問題ない空気づくり】を望む声が約8割
身近な人間からのカミングアウト「特に変わらない」が多数
ほか「20年前は衝撃だったが、今は多種多様な生き方を理解出来る」(三重県/50代)と時代の変化に応じて自身の受け止め方、理解が変わった人も。「驚く」の意見の中には「驚くが受け入れられる」(千葉県/40代)などの意見が多い中、「どう接していけばいいか悩むと思う」(東京都/30代)、「特に表面上は差別や偏見などはしないが、やはり心の中では多少受け入れられないものがあると思う」(北海道/40代)との率直な言葉も。カミングアウトする側の苦悩や勇気を想像するがゆえに、カミングアウトされる側が、理解と対応について困惑や葛藤するのは当然のことかもしれない。まだまだこのテーマは道半ばだ。
今後の社会「カミングアウトしなくても問題ない空気づくり」に約8割
「幼い時からの教育が大事だと思う。そして、行政が動いてくれる世の中になって行くと良い」(岡山県/40代)のように、社会的にセクシュアルマイノリティが生きやすい取り組みをしなければ、いくら周囲の理解があっても、難しいという考える人が多く見られた。
今回の同調査に関する意見として「こういう調査をしている事自体がまだまだ「普通」ではないんだなと感じた」(長崎県/40代)「このように意見を集めたりすることが、何か特別なものを扱っているように見られてしまうのでは?」(愛知県/60代)「いちいちLGBTについて議論しなくても、当たり前に生きられる社会になればいい」(神奈川県/50代)などの声も。こうした反応はSNSでも多く見られ、「当事者だが特別扱いされることは逆に蔑まれているように感じる」など、今回の調査によって文化的側面において認知・受容の広がりはあっても、LGBTを当たり前のこととして受け入れられる土壌が現状できていないことの懸念と、こういったテーマ自体が特別視されない未来を望む声が散見された。
性の多様性についての理解は、個人レベルでは広がってきているものの公の場でのカミングアウトや結婚などの法整備はまだまだ課題が残る。社会が変わっていく一歩として、個人間での理解は今後より重要になるだろう。
(文/衣輪晋一)
調査対象:OMR会員20〜60代
サンプル数:回答者全体 1189名(「LGBTという言葉の内容を知っている」1000人)
調査期間: 7月13日(火)〜19日(月)
調査手法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
リンク:https://omr.oricon.co.jp/
サンプル数:回答者全体 1189名(「LGBTという言葉の内容を知っている」1000人)
調査期間: 7月13日(火)〜19日(月)
調査手法:インターネット調査
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