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壁にミニチュア鉄道が開通? 「冷蔵庫前駅」を通過する電車に435万再生 改札口のモデルは山手線のあの駅
自動改札機は情報がなくて制作に苦労も「点字ブロックを立体にしたのもこだわりの一つ」
気がついたら、壁の中に鉄道が開通していました…
? Mozu \8/30まで大阪で個展 / (@rokubunnnoichi) August 7, 2021
僕の部屋には小さな友達が住んでいる。こびとシリーズ第8弾。
「こびとの駅」
全て手作りのミニチュア作品です。制作期間は約3ヶ月。 pic.twitter.com/Ucd7aR33PU
Mozu正直こんなに反響があるとは思わなかったのでびっくりしました。今回の「こびとの駅」はもともと僕が小さなころにプラレールで遊んでいた頃から、「壁の中に電車が走っていたら面白いな」と想像していたものだったので、同じようなことを考えている人が割といたのが嬉しかったです。
Mozuこびとにとっては家が世界のすべてです。スーパーへの買い物は家の冷蔵庫に行くような感じかなと想像して「冷蔵庫前駅」という駅名を付けました(笑)。細部にまでこだわるのはこびとの世界のストーリーを見ている人に想像して楽しんでほしいからというところからです。
――今回の作品は制作期間が3ヵ月とのことですが、一番こだわったところ、一番苦戦したところなど、それぞれエピソードを交えて教えてください。
Mozu自動改札機は実際の寸法や詳細な画像についての情報がなくて形にするまで苦労しました。また、点字ブロックも画ではなくて立体的に作ったのもこだわりの一つです。「青山一丁目駅みたい」というコメントもあったのですが、田端駅の小さな改札口を参考にしたんです。実際に田端駅まで行って、いろんな角度から観察したり、写真を撮ったりして作り上げていきました。
“こびと”の世界を通して伝えたい想い「視点を変えたら面白いものって結構ある」
Mozuもちろん。今回の個展は動画や画像では味わえない実物だからこその魅力を体感してもらえたらと思っています。たとえば「こびとの駅」は実際に電車が走っている裏側まで見られるようになっています。あとは光の具合。証明によって作品の表情が全然違うのでそういったところを見ていただけたらと思います。
【Mozu】とにかく自分自身が作品を作ることが楽しいので、物を作る楽しさを知ってもらえたらなと思っています。僕自身は、情景師アラーキーさんの作品に触れて、「こんな世界があるんだ!」と衝撃を受け今に至ります。僕が誰かにとってそんな存在になれたらこんなにうれしいことはないです。僕の作品は、日常を別の視点で切り込んだものが多いので、視点を変えたら、面白いものって結構あるんだよっていうことも作品で伝えられたらと思います。