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定年後の暇つぶしだった和紙工作がSNSで反響、妻へのイタズラから始まり故郷で個展まで開催
工作歴5年、きっかけは妻へのいたずら「お菓子の中に紛れ込ませて…」
「そもそも定年後の暇つぶしに自己流で始めた工作で、家族に見せるだけのものでした。それが、息子がSNSで上げるようになってからの反響が大きいです」
――Twitterには「和洋中みんな美味しそう」「どれも本物みたい」などのコメントが寄せられています。食品サンプルメーカーのいわさきさんからもリアクションがありました。反響への感想は?
「今では、皆さんのいいねやコメントが楽しみで製作のはげみになっています」
――フェイクフードを作り始めたきっかけを、教えてください。“定年後の暇つぶし”とおっしゃっていましたが…。
「今から5年くらい前に、いたずらでお菓子を作ったのがきっかけです。最初は、ダンボールに色を塗って作っていました。今のように和紙で作るようになったのは2、3年前からです」
――きっかけは“いたずら”ということでしたが、最初に作った作品はどんなものでしたか?
「妻に持っていくお菓子の中に紛れ込ませた作品でした」
フェイクフード作りのこだわりは“紙らしさ”
「ベースに使うのはダンボールと紙ナプキン。その上に和紙を貼りつける感じです。ティッシュ、のり、ハサミも使って作り上げていきます」
――食べ物が多いですが、製作するモチーフはどのように決めていますか?
「身近な、スーパーで買ったものや雑誌で見かける流行りのスイーツなど。外食の時にカメラで撮影しておいて、後で作ることもあります」
――作品を作る際の楽しさと難しさは?
「色を塗らずに表現することが、やはり難しいところです。でも、そのぶん紙の見立てがうまくハマった時が楽しい瞬間です」
――和紙に色は塗らずに作っているのに、まるで本物の食べ物のように、質感や焼き加減が伝わってきます。製作上、こだわりを教えてください。
「一瞬リアルでも、見ると紙と分かる“紙らしさ”を残すように心がけています」
――たしかに、画像をよく見ると紙製なのが伝わります。お気に入りの作品を教えてください。
「ハンバーガー、お好み焼き、シウマイ弁当です」
故郷で初の個展も開催 コロナ禍で持ち越しの夢も
「私の故郷・小豆島で、恩返しというか何か出来ることはないかと考えました。去年、自主製作した作品集を土庄町の学校やこども園、図書館に寄贈しました。その縁で今回の作品展へとつながり、嬉しく思っています」
――個展では、どのような作品が展示されていますか?
「スイーツやお弁当の他、夏らしくかき氷やアイスキャンディ、スイカなどです」
――最後に、これからの目標があればお聞かせください。
「コロナ禍でなければ、作品展と同時に子ども達に紙工作を教えるワークショップを開催したかったのですが、今後に持ち越しています」
故郷で初の個展も開催 コロナ禍で持ち越しの夢も
「私の故郷・小豆島で、恩返しというか何か出来ることはないかと考えました。去年、自主製作した作品集を土庄町の学校やこども園、図書館に寄贈しました。その縁で今回の作品展へとつながり、嬉しく思っています」
――個展では、どのような作品が展示されていますか?
「スイーツやお弁当の他、夏らしくかき氷やアイスキャンディ、スイカなどです」
――最後に、これからの目標があればお聞かせください。
「コロナ禍でなければ、作品展と同時に子ども達に紙工作を教えるワークショップを開催したかったのですが、今後に持ち越しています」