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デビュー10年の寺田心、天才子役が“いい子”から脱皮? 成長という「壁」乗り越えるために必要なこと

寺田心

 3歳から芸能活動を開始し、可愛らしい笑顔と丁寧な言葉づかい、そして達者な演技力で一躍人気者になった寺田心。そんな彼も13歳の中学生となり、先ごろ行われた映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』のイベントでは、可愛らしさを残しつつ凛々しくなった姿に「イケメンになっている」「大人っぽくなった」と大きな反響があった。デビューから10年という歳月は、彼にとってどんな時間だったのだろうか。自身の成長と変化、そして世間の声に対する思いも語った。

もう中学生、そろそろ変声期「小さいときの声を真似しようとしてもできない」

寺田心

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 テレビCMが大きな話題となると、人気子役としてドラマや映画に続々と出演。NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では、菅田将暉扮する井伊直政の少年期を演じ、利発なその姿は「可愛い」とおおいに評判になった。

 その後も、コンスタントに作品に出演してきたが寺田だが、気がつけば芸能活動も10年を迎える。本人は、「冷静に考えると10年って長いなと感じることもありますが、でも年々やりたいことは増えてきて。それをどんどんやらせていただいているうちに、また次にやりたいことが出てくる…あっという間に時間が過ぎていくんです」と振り返る。

 現在、中学1年生。その成長ぶりに世間からは驚きの声が上がるが、寺田自身も「いま、少しずつ声が変わってきているんですよね」と、自身の変化を明かす。「そろそろ変声期なのかもしれません。以前より声が低くなってきている気がして、小さいときの声を真似しようとしても、できないんです」と苦笑い。しかし、年齢が上がるごとによって、役柄の幅が広がっていくことも実感している。「体がしっかりしてくれば、アクションを身につけていきたい」と、やりたいことは途切れない。

「応援があるからがんばれる」、一方ネットの書き込みには複雑な思い

寺田心

 そんな彼のモチベーションになっているのは、芝居が好きという思いと、応援してくれる人からの激励だ。「『いつも作品を観ています』とか『頑張って!』という手紙をいただくと、うまくいかずに落ち込んでいるときも、すごく励みになるし元気になります。小学生から中学生、さらにその先…と、成長することが転機になって、それはもしかしたら“壁”になるのかもしれないけれど。応援してくれる方がいるからこそ、そんな変化のなかでも頑張れるんです」。

 一方で、SNSやインターネットの書き込みについては「ご指摘いただいたことは、自分のダメな部分なこともあると思うので、そこを教えていただけるという意味では大切なことかなと思います。でも、それに自分が引っ張られてしまうこともあるので、いまはほとんど見ていません」と語った。

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