ORICON NEWS
山田孝之、“芸能界ルール”への疑念から始めたプロデューサー業「言葉で訴えるだけじゃ何も変わらない」
俳優が監督を務める現場には“圧倒的な思いやり”がある 自身の監督作品でも取り入れた労働環境の改善策とは
「“俳優が○○に挑戦”とか“女性初”、“最年少”といった見出しを観ると『いつまでそんなこと言ってるの?』と思いますよね。年齢とか性別、肩書きなんか別にどうでもいいじゃんって。僕が昨年立ち上げた新プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS−ミラーライアーフィルムズ−」では、24枠が著名人・映画監督、12枠が一般公募の総勢36人の映画監督による短編オムニバス映画を製作していて、公式ホームページに安藤政信さんや柴咲コウちゃんといった俳優から、山下敦弘監督、藤井道人監督といった監督の他に、一般公募で選ばれた方の写真が今後ズラッと並ぶ予定なんですね。その時に、一般の方の写真の横に“一般クリエイター”と入れようという意見があったのですが、『それは消してください』と言いました。それは各々の意識の問題ですが、僕としてはあまりそこの線引きをしたくなくて。今後は、当たり前のように映画監督に挑戦する人が増えればいいなと思っています」