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山田孝之、“芸能界ルール”への疑念から始めたプロデューサー業「言葉で訴えるだけじゃ何も変わらない」

俳優が監督を務める現場には“圧倒的な思いやり”がある 自身の監督作品でも取り入れた労働環境の改善策とは

 海外ではプロデューサーを兼任していたり、監督として映画を撮る俳優も多く、日本でも、佐藤二朗やオダギリジョーなどの俳優が商業映画を撮る機会が増えている。ただ、それでも海外に比べるとまだまだ少ない。フラットな感覚で俳優業以外のことに果敢に挑戦している山田は、そのことをどう思っているのだろうか。

「“俳優が○○に挑戦”とか“女性初”、“最年少”といった見出しを観ると『いつまでそんなこと言ってるの?』と思いますよね。年齢とか性別、肩書きなんか別にどうでもいいじゃんって。僕が昨年立ち上げた新プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS−ミラーライアーフィルムズ−」では、24枠が著名人・映画監督、12枠が一般公募の総勢36人の映画監督による短編オムニバス映画を製作していて、公式ホームページに安藤政信さんや柴咲コウちゃんといった俳優から、山下敦弘監督、藤井道人監督といった監督の他に、一般公募で選ばれた方の写真が今後ズラッと並ぶ予定なんですね。その時に、一般の方の写真の横に“一般クリエイター”と入れようという意見があったのですが、『それは消してください』と言いました。それは各々の意識の問題ですが、僕としてはあまりそこの線引きをしたくなくて。今後は、当たり前のように映画監督に挑戦する人が増えればいいなと思っています」
 俳優が監督を務める現場と、そうでない現場での違いを問うと「圧倒的な思いやり」だという。「今回の二朗さんの現場でいえば、俳優にとって何が辛いとか、何がやりやすいとかがわかるから、そういうのを考えてくれてたと思うんです。でも、『俳優を追い込んだほうがいい』という監督がいても全然いいし、そこに文句を言うつもりもないです。パワハラとか言い出したらキリが無いですから。ただ、『デイアンドナイト』の時に自分が何をすべきかが見えてきたので、それを『ゾッキ』の現場で実行してみました。例えば、一日の撮影が終わったら絶対に8時間空けるというルールを作って、しっかり睡眠をとれるようにしたら、毎日スタッフも俳優もみんな元気だったんです。人間は睡眠とメンタルをケアしないと、ちょっとしたことでイライラしたり、人のミスが許せなくなったりする。だから、8時間の間でフィジカルもメンタルも回復させながら撮影を続ければ、うまくいくのは当然ですよね」

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