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「猫の手を借りた結果w」無慈悲な装置に反響、ロボット研究していた作者がおもしろ装置に没頭する理由
この雑さがまさに猫…ロボット研究に気が乗らず作り始めたおもしろ装置
「なんとなーく作ったものだったので、これだけ反響があったのには驚きました。猫も驚いていると思います。『雑さがいい』とか『5月もこんな感じで頑張っていこ』というコメントもあったように、正直あれくらいテキトーでもいいと思います、仕事とか」
――なぜこの装置を作ろうと?
「きっかけは、大さじ1をすり切るのが面倒くさかったからです。手を洗ったらパン粉が貼りついちゃうし。でも、実際作ってみたらパン粉が飛び散っちゃって、本末転倒だなと…。まぁ、2時間弱で製作した即席装置ですし、猫らしさが出ていて満足です」
――ほかにも、TwitterやYouTubeで様々な装置を発表していますが、作り始めたきっかけは?
「大学でロボットの研究(開発)をしていたんですが、なんだか気が乗りませんでして。実用的とか実用的じゃないとか、そんな面倒くさい話は置いといて、あったらおもしろいだろうなーと思ったものを昨年の5月くらいから作り始めました」
――そのころに装置を作る技術を習得したんですかね?
「そうですね。高校と大学でロボットを作って大会に出たりしていたので、そこで身に付きました」
――最初に作った装置はどんなものだったのでしょうか?
「『プライバシーを守る防犯引き出し』(引き出しの振動を加速度センサーが検知すると、LINEに通知する装置)で、これはYouTubeに載せています。家族に勝手に引き出しを開けられることがあって、見られたくないものを見られないようにするために、そんな装置があったらなーと思って作りました」
『喋る体重計』に『腕立てすると女優からLINEが届く装置』、アイディアは“不満”から
「生活をしていると不満が山ほど出てくるので、それを解決する術を考えるとアイディアになります。思いついたら仕事中でもメモしていますね」
――『喋る体重計』(体重の増減により褒めたりけなしたりする)や『腕立てすると女優からLINEが届く装置』(腕立てでスイッチを頭突くと女優のセリフがLINEに送信)などもおもしろかったです。
「『喋る体重計』を作ったのは、数字をただ表示するだけじゃなくて、喋ってくれたら面白いのになーと思ったのがきっかけです。タニタの体重計の中身をごっそり抜いて自作したんですが、体重をそこそこの精度で測れるようにできたのは満足です。ただ、体重が増えたときに実際に罵られると、めちゃくちゃ腹が立ちますね(笑)。やっぱり僕は、ムチではなくアメだけが欲しいです。
――『腕立てすると女優からLINEが届く装置』の方は? “ほんだつばさ”や“はまべみなみ”からLINEが届く仕様になっていますが(笑)。
「痩せたいけど運動する気力が湧かないときに、女の子から応援されればやる気が出るかも、と考えて作ってみました。ただ、女優のセリフのパターンが少なすぎて、『それ昨日も聞いた』ってなります。装置を社会に普及させて、セリフをシェアできるようになったら良いですね。あと、LINEじゃなくて音声で褒めてくれるのもいいと思います」