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前山剛久presents「泣きたい夜のディズニー映画」5選 『わんわん物語』『ライオン・キング』、大人になった今わかるメッセージ
前山剛久が「泣きたい夜に観るディズニー映画」5選
『リメンバー・ミー』(2018年)
『リメンバー・ミー』MovieNEX 予告編
家族に音楽を禁じられながらも、ミュージシャンを夢見るギターの天才少年ミゲル。ある日、彼はガイコツたちが楽しく暮らす、カラフルで美しい死者の国に迷い込んでしまう。日の出までに帰らないと、ミゲルの体は消えて永遠に家族と別れることに…。唯一の頼りは、陽気だけど孤独なガイコツのヘクター。だが、彼にも“生きている家族に忘れられると、死者の国から存在が消える”という運命が…。絶体絶命のふたりと家族をつなぐ重要な鍵――それは、ミゲルが大好きな名曲“リメンバー・ミー”に隠されていた…。
例えばお墓参りに行くとか、死者を思うことを忘れないでというメッセージもそうだし、タイトルにもなっている『リメンバー・ミー』という曲も秀逸なんですよね。音楽もディズニー作品を構成する上で欠かせないものだなと感じます。公開当時に観たし、Disney+でも定期的に見返している、まさに泣きたい夜にぴったりな作品だと思います。
『わんわん物語』(1956年)
『わんわん物語 MovieNEX』予告編
クリスマスの贈り物としてジム夫妻のお屋敷にやってきたレディは、ご主人夫妻にかわいがられて幸せに育ちます。ある日、庭にふらっとやってきたのが自由を愛する野良イヌ、トランプでした。気さくで頼もしいトランプにひかれていくレディですが、夫妻が旅に出たことから、トラブルに巻き込まれてしまいます。
小学生の頃から飼っていたダックスフントが先日亡くなったこともあったりして、ワンちゃんが頑張っている姿を見るだけで泣けるんですよね。レディがただかわいいシーンでも泣けますし(笑)。実写版も観ましたけど、どちらにもよさがあってすごく素敵だなぁと思いました。
『グーフィー・ムービー/ホリデーは最高!!』(1995年)
『グーフィー・ムービー/ホリデーは最高!!』(日本語吹替版)
明日から夏休みというある日、マックスは憧れの女の子ロクサーヌにいいところを見せたくて集会中に講堂ででコンサートを開きます。ダンスのうまいマックスは一躍ヒーローになり、ロクサーヌとダンスパーティに行く約束もバッチリ決めたのですが、父グーフィーが計画したアメリカ横断自動車旅行に行くはめに…。親子の絆が深まるどころか反発ばかりするマックスは、果たして父親を理解し、心を開くことができるのでしょうか…。グーフィーとマックスが繰り広げる笑いと感動のミュージカル・アドベンチャー・コメディー。
親子愛、家族愛を感じるし、『リメンバー・ミー』もそうですけど、家族というテーマをこれだけいろんな角度で表現できるのはすごいことだと思います。子どもの頃はただ楽しい映画だなと思っていたけど、今観るとすごく丁寧に描かれていてグッとくる。おすすめの作品です。
――ピザを食べたくなる作品でもあるんですね(笑)。続いて4作目のご紹介をお願いします。
『ライオン・キング』(1994年)
『ライオン・キング』予告編
豊かな地、プライド・ランドを統治するライオン、ムファサは、やがては王になる息子のシンバにその心構えを説いていました。しかし、密かに王の座を狙うムファサの弟スカーは、罠をしかけ、ムファサを殺してしまいます。何も知らないシンバはプライド・ランドを追われて旅に出ますが、やがて父の教えに目覚め、ついに宿敵スカーとの対決を迎えるのでした…。
昔、習字を習っていたんですけど、頑張ったときにシンバやティモンのシールをもらえて、それを楽しみに通っていた記憶があって。その思い出も加味されている気がします(笑)。
『レミーのおいしいレストラン』(2007年)
『レミーのおいしいレストラン』予告編 Disney+
「カーズ」、「Mr.インクレディブル」の製作スタッフたちが贈る、パリを舞台にしたコメディタッチのサクセスストーリー。ネズミのレミーは、パリの一流レストランでシェフになることを夢見ているが、家族の理解を得られずにいる。そんな中レミーは相棒のリングイニと共に愉快な大騒動を次々と巻き起こし、光の都パリをあっと驚かせる。
これは役者になる前に観たんですけど、何をするにも生まれや育った環境は関係なく、その人が何をやりたいかが重要だというメッセージが伝わってきて。ディズニーやピクサーがやろうとしていることがすごく詰まっている作品だと思うんです。ディズニーを語る上で、欠かせない作品だと思っています。