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韓国版『鬼滅の刃』デザイン変更は適切だったのか? “現地化”の課題

  • 『鬼滅の刃』

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 韓国Netflixで『鬼滅の刃』主人公の耳飾りデザインが旭日旗を連想させると非難を浴び、メイン画像が変更されたことが話題に。動画配信サービスによって世界各国から日本アニメが気軽に鑑賞できるようになった一方で、思わぬ批判に晒されるリスクも改めて露見した。果たして耳飾りデザイン変更は適切だったのか。韓国での日本アニメ受容の現在と、アニメコンテンツ“現地化”が抱える課題について、アジアの歴史的研究や、韓国・台湾での日本アニメ受容を研究する、中部大学の山元貴継准教授に話を聞いた。

韓国でも驚異的ヒットの『鬼滅』、劇場版公開時の騒動が再燃

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 『鬼滅の刃』が韓国で注目を浴びたきっかけは、2019年4月の韓国ケーブルテレビにおけるTVアニメ版放映だ。その頃から「耳飾りのデザインが旭日旗に似ている。変えなければ劇場版は観ない」と一部の韓国人によって非難される事態になってはいた。一方で韓国国内でも「オリジナルを尊重せよ」「観なければいいだけのこと」の声もあがっていたが、韓国での劇場版(2021年1月公開)では、配給側は耳飾りのデザインを変更することを選んだ。この劇場版は、4月5日時点で通算観客動員数158万人超と驚異的なヒット作品となっている(映画振興委員会・映画館入場券統合ネットワーク調べ)。

 この人気を受け、2021年2月に韓国のNetflixでは『鬼滅の刃』TV版が配信される。だがそのメイン画像にある炭治郎の耳飾りが変更前のデザインであったことから、「変更せよ」と騒動が再燃したのである。

 この騒動に日本では、「また始まった」と呆れる声が多数上がる。「放射状のデザインを見るとすぐ騒ぐ」「むしろ花札に似ているのでは」など大きな反論を巻き起こした。さらに韓国の民間団体(サイバー外交使節団)「VANK(ヴァンク)」が「オーストラリアなど各国でのNetflixでも耳飾りを修正せよ」と世界発信に向けて動いたことで日本での反発は強まり、「いい加減にしろ」などの怒りの声も多数見られるようになったのである。

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