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理不尽な暴言クレーマーに“心の声”が全部出た…店員の実録漫画に共感の声「毅然とした対応で店を守るのも店員の仕事」
店主からは「ああいう言い方をしたらいかん」と苦言も、その優しさを従業員にも向けてほしい
――漫画には多くの反響が寄せられていました。
も〜さん「同じようなクレームにあってしんどい気持ちを抱えていたのが浄化された」といったコメントが印象に残りました。ポジティブな内容ではなかったので、読者さんの反応に不安もありましたが、こういった内容でも共感してくれたり安らぎを感じてくれたりする人がいることが嬉しかったです。
――“クレーム”について漫画にしようと思ったのはなぜですか?
も〜さん「#実際に言われたクレーム晒す」というタグが流れてきて、自分の思い出がよぎったので形にしました。漫画にすることで“ネタにして浄化する”というか、“当時の自分のしんどさを供養する”みたいな心持ちになるのでよくやっています。
――クレームを受けて、どう感じていましたか?
も〜さん日常茶飯事だったのですが、なかなか受け流せず毎回イライラしていました。あまりにも多くて余裕が持てず、「文句があるなら家で食え!」くらいの気持ちでいた気がします。その分、普通に食べてお会計をして帰ってくださるお客様は、本当に神様のように感じられました。
――クレームに対して「心の声が全部出てしまった」と描かれていましたが、お客さんはどのような反応でしたか?
も〜さん困惑していらっしゃいましたね。店員が言い返してくるなんてまったく思っていなかったはずです。激昂されてもおかしくなかったのですが、ご理解いただけて良かったです。
――ご実家の飲食店でお手伝いされた際の話だそうですが、も〜さんのクレーム対応への店主の評価は?
も〜さん店主である父からは、「お客さんのことをもっと大切にしてほしい」「ああいう言い方をしたらいかん」と常々言われてきました。父は優しいですが、その優しさを従業員にも向けてほしい。できないことはできないとハッキリ対応するのは、ほかのお客さんを大切にすることに繋がると思うので、「毅然とした対応で店の空気を守るのも店員の仕事」と開き直っていました。