• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
  • ホーム
  • ライフ
  • 「自宅で不倫するクズ夫のどこがいいの?」土下座して離婚を頼む不倫女、サレ妻が仕組んだ怒りの反撃
ORICON NEWS

「自宅で不倫するクズ夫のどこがいいの?」土下座して離婚を頼む不倫女、サレ妻が仕組んだ怒りの反撃

 不倫現場を押さえられ、全裸で土下座する2人。相手の女性は「本気なので…」と答えている。そんな修羅場からはじまる不倫マンガをInstagramで描くあさがおさん。淡々と離婚の準備を進める主人公だが、それと同時に不倫相手の女性に、とんでもない条件を突きつける。不倫した側、された側それぞれの視点を描く想いとは何か。話を聞いた。

「不倫する人を全力で否定したい」漫画に込めた想い

――なぜ不倫漫画を描こうと思ったのですか?

あさがおさん好きな芸能人が不倫したことを報じる情報番組を観たときに、男性ゲストの1人が「妻としかセックスしてはいけないのか」、「男にとって浮気は文化だから」など、不倫“した側”を擁護したとも取れるあり得ない発言を炸裂させていました。不倫された側と同じ女性として、とことん全力で否定したくなったのがきっかけです。

――まるで「男性は悪くない」ともとれる発言です。

あさがおさん何も悪いことしてない不倫された側が、一方的に傷つけられることは、決してあってはなりません。そこで、そんな理不尽さに真っ向から立ち向かい、屈強な精神や愛で乗り越えることができる、強くてかっこいい女性像を描きたくなったんです。

――「スカッとする」「カッコいい!」という反響がありました。

あさがおさん主人公の奥さんが反撃すればするほど、ありがたくもDMやコメントでいろんなご意見を多くいただきました。そこで率直に感じたのは、私を含め多くの人が、日頃から人間関係などでうっぷんを溜めているんだな…と。それを晴らしたいと思いながらも、何とか心の内に秘めて懸命に生きているということです。

――作中では、不倫した相手の女性の視点まで描かれています。

あさがおさんその視点を通して、不倫した側の女性の更生も描きたいと思ったからです。もちろんそれはクズ旦那も同じで、今後は彼の更生にも期待していただければと思います。

不倫現場を目撃…ドロ沼展開からにじみ出る、さまざまな愛のかたち

――不倫現場を目撃するなどリアルな描写が印象的でした。ネタ集めはどのように行ったのですか。

あさがおさんそういう経験がある身近な友人に、そのときのリアルな心情を聞いたり、不倫関係の投稿をされているフォロワーの方に、DMなどで取材させていただいたりしました。それにより嫌なことを思い出させてしまうのでは…という懸念がありましたが、文面でも明らかなほど不倫した相手に対して完全に吹っ切れている感じが伝わり、まさしく私が描きたい、主人公の奥さんのような、前を向いて突き進むかっこいい女性像をたくさん拝ませていただいたように思います。そういった意味でも本当に感謝しています。

――物語では人の本性をあぶり出すエピソードや、子どもを守りたい女性の本能なども描かれています。

あさがおさん劣等感やおごりといった、負の感情のせいで、多くの人が自分と相手の愛情をついつい測りがちになっていると感じます。たとえば、「奥さんよりも自分の方が想っている」「自分はこれだけ想っているのに彼は〜」といったように。これらの感情はすべて愛を測った結果です。愛を測ることは、同時に与えられた愛を疑うことでもあり、それが人を不倫に走らせていると考えます。

――なるほど…不倫した登場人物は、愛を測ってしまっているんですね。

あさがおさん私がこの作品に込めたメッセージは、そもそも愛は見返りを求めたり、自分の物差しで計ったりするものではない。与えられる愛を疑わず、自分自身を愛することができて初めて、誰かを愛し、誰かの幸せを願うことができるということです。

――あさがおさんの恋愛観は?

あさがおさん私自身の恋愛では、思いっきり相手に見返りを求めまくっているので、人のことは言えません(笑)。漫画を描き進めていくうちに、自分自身も成長していけたらと思っています。

――作品はまだ連載中です。ストーリーのこの先の展開が気になります。

あさがおさんこれからは、不倫された奥さん、その愛娘、不倫した旦那、不倫相手の女の4人が同居生活を送ります。その30日間の喜怒哀楽を激しく描いていきたいと思っています。

不倫をする人は、「自分を愛せない可哀想な人」

――なぜ多くの人が、不倫をしてしまうのでしょうか?

あさがおさんこれまでは、自分に自信があるから1人に収まるのはもったいないという理由で、人は不倫をしてしまうのだと考えていました。しかしそれは逆で、自分に自信がないから、その虚しさを埋めるためにも、パートナーに愛されなくなったときに自分が傷つかないためにも、不倫をしてしまうのではないか、という新たな考えが生まれました。なので、パートナーだけでなく、自分さえも愛することができないなんて、なんて可哀想な人だと感じるようになりました。

――不倫に悩む人にメッセージを送るとしたら?

あさがおさんどうかご自分を責めず、大切にしてくださいと伝えたいです。される側は何ひとつ悪くありません。パートナーに何と言われようが、不倫する方が悪い。これが揺らぐことはありません。1人で抱え込まず、周りに相談することも忘れないでください。不倫した側と違い、された側には幸せになる権利があります。

――不倫漫画のほかにも、アニメイラストなど自由にインスタ投稿されています。今後の目標を教えてください。

あさがおさんゆくゆくは自分だけのテーマを確立して、統一感のある投稿をしていきたいのですが、今は画力アップ、構成力アップの期間。今しばらくは自分の描きたいものを自由にアップしようと思っています。何より今は、不倫漫画を楽しみにしてくださってる方々や、アニメなど共通の趣味を語り合える方々、両方との交流が楽しくて仕方ありません。

あなたにおすすめの記事

 を検索