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ガンプラでカードダスを再現するモデラーのこだわり 「『頭を大きく、手足を短く』横井画伯の描くガンダムに近づけたい」

『円卓の騎士』のキャラに惹かれ、キットがない“敵キャラ”を作るまでに

――アラフォー世代は特に懐かしい『騎士ガンダム』シリーズのカードダスを、プラモデルで見事に再現されています。『騎士ガンダム』に着目したきっかけは?
おれのスパイダーマン太郎当初『皇騎士ガンダム』を作ったのですが、本体だけだと物足りなく感じたので、ディスプレイベースを作ろうと思ったのがきっかけです。もともと『伝説の大将軍編』の『武者頑駄無』たちもディスプレイベースでちょくちょく作っていて、「『騎士ガンダム』でやるならカードダスのデザインだろう」と思い立って今の形になりました。

――作品を拝見すると、『騎士ガンダム』シリーズのなかでも『円卓の騎士』のキャラクターが多いように見えます。
おれのスパイダーマン太郎そうですね。『騎士ガンダム』を知ったのは『カードダス』ではなく、スーパーファミコンのゲームですが、このシリーズで一番最初に出会ったのが『円卓の騎士』だったんです。ここに出てくるキャラクターは全部大好きです。特に、『風騎士ガンダムマークII』は、全身綺麗なグリーンのデザインがかっこよくて。BB戦士でキット化されていなかったので、『元祖SDガンダムの風騎士ガンダムマークII』をベースに、『BB戦士灼騎士F91』や『LEGENDBBコマンドガンダム』を使って制作しました。また、ガンダム以外の敵キャラクターにも魅力を感じていました。

――キットが発売されていない敵キャラも制作されていますね。
おれのスパイダーマン太郎はい。『幻闘士ロンメルドワッジ』は『GジェネNo.42ドム』と『太史慈ドム』、『呪術士ダーティギャン』は『胡軫ギャン』、『旧キット1/144ギャン』、『邪騎士ザクエス』は『BB戦士No.218ザクII F型』と『クロスシルエットのザク』を組み合わせました。形の違うところや武器はエポキシパテやプラ材、ジャンクパーツで作っています。全部、ずっと作ってみたいキャラクターだったので、腕試しに挑戦してみました。
――素晴らしいこだわりで『SDガンダム』の世界を表現されていますが、おれのスパイダーマン太郎さんにとって『SDガンダム』の魅力とは?
おれのスパイダーマン太郎そうですね。1つは、あの愛くるしい見た目です。かっこいいガンダムに可愛さが加わった絶妙なバランスのあの姿には何より魅力的だと思います。
 あとはシリーズにもよりますが、人に操られるのではなく、ガンダムが人格を持って生きているという設定ですね。子どもだった自分も受け入れやすかったのかもしれません。幼い頃、ガンダムになりたくて、その妄想と現実をつないでくれたのが『SDガンダム』のプラモデルでした。「これは自分自身」だと思いながら作るのがとても楽しくて、作った後はそれに変身して戦う自分を想像していました。これはガンダムが生きている設定の『SDガンダム』だからこその魅力だと思います。

――おれのスパイダーマン太郎さんにとって「ガンプラ」とは?
おれのスパイダーマン太郎一番古い記憶にすでにガンダムがいたので、ある意味、今の自分を形成している全ての元になった物の一つと言えるかもしれません。幼いころ、兄に「プラモデルは楽しいものだ」と刷り込まれていたので、それがなければ、大人になっても子供のようにはしゃげるこんなにも素晴らしい趣味には出会えてなかったかもしれません。兄はとっくにガンダムを卒業していますが(笑)、そこは本当に感謝しています。
 今の生涯を終えて仮に生まれ変わったとしても、その世界にプラモデルやガンダム、自分の好きなものがあるかわからないので、今のうちに作りたいものは一体でも多く作っていきたいと思っています。

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