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【整形美女】「お前、ブサイクだよな」心ない罵倒から解放された…女性たちの“美しさへの決断”

継母からの虐待で自己肯定感を喪失するも…整形が示してくれた“道標”

 seinaさんは、幼稚園くらいの頃から自分の容姿に違和感を持っていたという。「私の顔、他の子とちょっと違う気がする」とぼんやりと感じ、容姿のコンプレックスが目に見えて強くなったのは、思春期に差しかかった11〜12歳の頃だった。

「大きなきっかけになったのは、片思いをしていた同級生の男の子に『お前、ブサイクだよな』と言われたこと。『私はブサイクなのかも』という違和感が、『私はブサイクなんだ』という事実になった瞬間でした。幼少期に両親が離婚し、思春期のうちに父と死別していることもあり、最初の整形時は引きこもりになっていました」

 初めての整形は12〜13歳のとき。大手の美容外科クリニックで埋没法を奥二重にした。決定打となったのは同級生の一言だったが、「それ以前に受けた義理の母からの虐待も関係していると思う」とseinaさんは言う。

「暴力や罵倒で、自己肯定感や自尊心を大きく損なったような気がします。“ありのままの自分”を受け入れる経験ができない幼少期を過ごしてきて、過剰に容姿を気にするようになりました」

「整形をしたいから費用を出してほしい」と父親に話し、かなり反対されたものの、最後は押し切るような形で折れてもらった。父親はその後すぐに体調を崩して、病気で他界してしまったという。その後、父親が残した遺産と夜職で稼いだお金で整形費用を貯めて、700万円を費やして整形をくり返した。

「整形をくり返していた20代前半あたりは、常にメンタルの状態は悪かったです。正式に躁うつ病と診断されたのが23歳のとき。12〜13歳あたりから引きこもりだったので、その頃から病の予兆はあったのかもしれません」

 ただ、そういった不安定な精神状態から抜け出せたのも、整形が大きな要因のひとつとなっている。

「整形をして自分が満足できる顔になれたことは大きかったと思います。外見だけではなく内面も変わることができました。整形でコンプレックスが緩和できたことで、『常に気分が落ち込んだ』状態から開放されたと思います。私は整形をきっかけに、やっと精神的に普通になれたんです」

 壮絶な人生を送ってきているseinaさんだが、今現在は信じられないくらい穏やかで幸せな毎日を過ごしているという。整形に関する情報発信を始めてから、さまざまな人との出会いもあり、進んでいくべき道ややるべきことが見えてきたと感じている。

「夫という大切な存在ができたこと。道標ができたこと。『人生の質を高めてくれるものとの出会い』が、私を幸せにしてくれていると感じています。整形も少なからず、そこに含まれているのではないでしょうか」

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