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鈴木絢音“辞書を読む”――言葉の森の遊び方 辞書に「乃木坂46」を載せるなら?

メンバーと読書の話はしない? 本好きを「そっとしておく」理由

――辞書以外にも多くの本を読まれる鈴木さんですが、好きな本や心に残った本などを教えてください。
鈴木絢音最近読んだのでは『薬指の標本』(小川洋子、新潮文庫)。すごくグッときましたし面白かった。読んだ後に浸っちゃった作品です。

本はインスピレーションで選ぶことが多いのですが、これは初めて、本を選んでくれる「選書サービス」を利用して出合った本です。読んでみて気に入る作品もあるので、やってみる価値はあるなと思いました。あとはエッセイも好きで、中島らもさんや大槻ケンヂさんの著作を読んだりしますね。

――メンバーの中に辞書愛を語り合える人はいますか?
鈴木絢音今のところはいないですね(笑)。

――本好きの方はいらっしゃるかと思いますが、お互いにおすすめを紹介することはありますか?
鈴木絢音現場で本を読んでいる子がいても表紙を隠している子もいますし、おうちに帰ってから読むというメンバーもいますけど、あまり本の話はしないですね。読書を「自分との対話」みたいな感じで楽しんでいるのだと思うので、そっとしておいています。

――読書が趣味だと本の保管場所は大変だと思いますが、どうしているのでしょうか?
鈴木絢音めちゃくちゃ困ります。実家に送っちゃいますけど、実家が今どうなっているのかがわからない(笑)。

自宅には3つ本棚があるのですが、小説などを入れている本棚が1つあり、そこに入りきる量で収めようと自分の中で決めています。なので、なるべくお気に入りの本、読み返そうと思う本だけを入れるようにしています。

――辞書はもちろん“1軍メンバー”?
鈴木絢音そうですね。ただ厚みがあってかなり場所を取るので、なるべく買わないようには心がけています。

「乃木坂46」「鈴木絢音」を辞書に載せるなら

――ここまで辞書の魅力を聞いてきましたが、その中に語釈の面白さという話題がありました。そこで、もし「乃木坂46」と「鈴木絢音」という項目が辞書に載っていたら、どんな語釈になるか、考えてみてもらえますか?
鈴木絢音乃木坂に関しては「日本一のアイドルグループ」という言葉が入っていたらうれしい。

――それはかなりいいですね! では「鈴木絢音」は?
鈴木絢音なんだろうな……難しいですね。別に私、学者とかでもないですもんね。肩書きはアイドルですけど、今のところ何も残していないからなあ(笑)。もうちょっと何か偉業を成し遂げたときに載りたいですね。何か見つけたとか、世界的な大発見とか。そういう人として載りたいと思います。
――今回は「もしも」で聞きましたが、将来的に辞書には載ってみたいと思いますか?
鈴木絢音その欲は、そんなにないかもしれないですね(笑)。辞書はやっぱり読む方が好きです。

――ところで、インタビューをしていて鈴木さんの話す日本語や言葉づかいが美しいと感じました。読書経験や辞書を愛読しているからといった理由もあると思いますが、言葉づかいでこだわっている点はありますか?
鈴木絢音いやいやいや……(照)。よく母には「言葉づかいがきたない!」って怒られます(笑)。なるべくわかりやすい言葉できれいに話そうと思っているのですが、なかなか難しいなと思う部分もあります。

自分にとっても言葉の丁寧な人は話していて印象が良いですし、言葉づかいは一番気軽にできる“おしゃれ”と思っているので、自分も心がけています。

――素敵な心がけですね。それでは、鈴木さんにとって「辞書」とは?
鈴木絢音辞書のことをよく「言葉の海」や「言葉の森」などと表現する方が多いと思うのですが、私的には“森派”です。さまよいつつ探検しつつも時々実を採ったり動物に遭遇したり、そういう感覚。だから森の方が近いです。

――言葉の森をさまよい、新たに出合う。美しい表現です。もしこの世から辞書がなくなったら?
鈴木絢音困っちゃうなあ……。大事なもの順位の中で、かなり高いので。「家族」の次くらいにくるかもしれない(笑)。だから、辞書がなくなったら生きていけないですね。
プロフィール

鈴木絢音(すずき・あやね)
1999年3月5日生まれ。秋田県出身。2013年3月に乃木坂46第2期生オーディションに合格。2015年2月、正規メンバー昇格が発表される。2018年7月には乃木坂46の21stシングル『ジコチューで行こう!』で初の選抜メンバー選出。今年11月10日には1st写真集『光の角度』(幻冬舎)を発売した。
作品情報
鈴木絢音1st写真集『光の角度』(幻冬舎)
撮影地は、フランス領ポリネシア・タヒチ。タヒチ島とモーレア島の二つの島でロケを行った。カメラマンは、これまで様々なアーティストや俳優を撮影してきた新津保建秀氏。のびやかに海を泳ぐ姿や、テラスで本を読む横顔、お酒に酔って眠ってしまった寝顔、ちらりと覗くうなじの白さ……。タヒチの自然と鈴木さんの様々な表情が重なり、新津保氏の作り上げた独特の世界観の中に入り込んだような、物語性のある一冊となっている。
ヘルシーな水着姿と、初々しさや恥じらいを感じる下着姿も収録。南国の地・タヒチにて自然体で過ごした21歳のリアルを閉じ込めた一冊となっている。
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この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
⇒この記事をオリジナルページで読む(11月10日掲載)

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