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パートナーの浮気発覚に“1000倍返し” 話題の不倫マンガから学ぶ「サレ側」のノウハウ
”浮気された主婦”が描く実用漫画、「離婚の方法は、誰も教えてくれない」
著者のSOMANさんは、夫の浮気を知った直後に、本を書くことを決めたという。有利に離婚を進めたいと、あらゆる情報を調べてみたが、出てくるのは文字が多くて分かりにくいものや、メンタル面をケアするものばかり。実用的な情報がシンプルにまとめられているものがなかったという。
また、浮気の証拠の集め方や、探偵を雇った場合の料金、相手の女性から賠償や示談書を取る方法など、知らなかったことが山積みだったという。「浮気調査は初動が肝心、オロオロしているうちに時効になってしまうこともある」と、SOMANさんは語る。
決して離婚するのが正解ではない。しかし、もし離婚する場合には、どんな方法が考えられそうか。今後の生活を豊かな気持ちで過ごすための知識として知っておきたい情報が、本作には詰まっている。
「ハラハラ展開に目が離せない」モラハラ夫との“ドロ沼”離活ストーリー
信じられないほどのモラハラ行為を繰り返す夫との決別に、調停、裁判まで大変な日々を過ごしたという。そんなエピソードが、同作には描かれている。とくに細かく描かれているのが、離婚調停委員とのやり取りだ。「中立の立場」であるはずの彼らだが、なかなか話がまとまらないと、「養育費や慰謝料は、相手の条件を受け入れなさい」とたびたび説得され、何度も心が折れそうになったという。
その後、女性弁護士に依頼することになるが、漫画では経済面での負担を減らすために「法テラス」を利用した分割払いの方法なども記されている。困難な離婚までの道のりが、細かなエピソードとしてまとめられている。
離婚には、金銭面だけでなくメンタル面でも相当なエネルギーが必要だ。それも、ワンオペ育児に追われながらとなれば、相当だろう。本作を発信すると、カコマツさんのもとには、同じように苦しんでいる読者から「勇気が湧きました」「私も離活を始めます」という声が続々と届いたという。「女性が生きやすい社会作りの一助になれば…」そんな作者の想いが込められている。