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儚く美しい「軍艦島」ジオラマ「朽ちていくものの切なさ、懐かしさ、空気感を形にしたい」

 まるでドラマや映画のセットのようなジオラマ作品「光さす庭(軍艦島日給社宅)」。作者のひなた(@honononnohohon)さんは“朽ちていくもの”に魅力を感じ、廃墟や古びた古書店など荒廃し朽ちていく建物などの姿をジオラマとして表現ししているモデラー。なぜ、こういった作品を作り続け、作品を通じてどんなメッセージを伝えたいと思っているのか。話を聞いた。

好きな風景を作るため、キットを使わずにジオラマ制作

――ジオラマの魅力に目覚めた原体験を教えてください。
ひなた子どもの頃、兄が作っていた鉄道模型のレイアウトに使われていた建物(ストラクチャー)を見た時に、とてもワクワクしたことを覚えています。ストラクチャーの載っているカタログを兄から借りて、飽きもせず眺めていました。その時にはジオラマを作ることはありませんでしたが、きっかけになったのは、確かにあの時だと記憶しています。

――ジオラマの魅力にとりつかれた、運命的なキットがあれば教えてください。
ひなたもともと、好きな風景を作ることに魅力を感じてジオラマにはまったので、キットを使うことはありませんでした。「軍艦島」を発表した後、多くのモデラーさんと知り合ったこともあり、キットを使ったジオラマに興味が出て作るようになりました。一番多くジオラマに登場するキットはハセガワの「メカトロウィーゴ」。シンプルでかわいらしいのにとても表情豊かなところが好きです。
――今までに作った「ジオラマ」はいくつくらいですか?
ひなた大小合わせて40個ほどです。

――作品を拝見すると、荒廃し朽ちていく建物などの姿をジオラマとして表現されたものが多いかと思います。こうしたものを題材にし始めた、きっかけや理由をお教えください。
ひなた写真集などで、古びた建物や置き去られた廃電車、壊れゆく廃墟を見た時に、とても惹かれるものがありました。その時感じた切なさや悲しさ、奇妙な懐かしさなどの、形にできない空気や気配のようなものを形にしたいと思い作るようになりましたね。

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