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若手芸人・森川やるしかねぇ、年間テレビ出演は1本でもSNSフォロワー60万「テレビに出なくてもいい」
「想像していた世界とは全然違った」数十回心折れたNSCを首席卒業するも、コンビ解散
森川やるしかねぇ小学生の頃から人を笑わせるのが好きだったので、芸人になるのがずっと夢でした。でもあまり芸能界のことは知らなくて、なんとなく聞いたことがあったNSCに入ったんです。それでいざ入ってみたら、軍隊みたいにめちゃくちゃ厳しくて。遅刻したら一発でクビですし、身なりから芸までとにかくしごかれました。僕が想像してた華々しいお笑いの世界とは全然違いましたね(笑)。
――それほど厳しくても芸人を続けたいっていう気持ちがあったんですね。
森川やるしかねぇいやー、NSC時代はめちゃくちゃ挫けてましたし、数十回は心折れたんじゃないですかね。でも、ずっと芸人になることを夢見て来てやっと東京に出てきて、すぐにやめるわけにはいかないなっていうプライドがありました。
――その後、NSCを見事首席で卒業されたんですよね。
森川やるしかねぇ当時は18期の顔として卒業できたのでめちゃくちゃ嬉しかったです。ただ、首席で卒業したコンビは、特典としてデビュー後の1ヵ月間スケジュールをパンパンに入れられるんですよ。卒業した途端からもう大忙しで、首席で卒業したコンビはすぐ解散していくというジンクスの意味がすごく良くわかりました。
――というと?
森川やるしかねぇNSCの中では面白いってちやほやされてきたので、デビューしたらすぐ売れるんだろうなって思ってたんですよね。でも、いざプロの世界に出てみたら先輩方はめちゃくちゃ面白くて、実力の差を痛感しました。僕らがネタを披露する時に、先輩方がこいつらどんなもんなんだって見に来るんですけど、レベルが全然違うのでこんなもんかってなってくる。その空気に耐えられなかったです。でも仕事はいっぱいいっぱいだから休めないし、お互いどんどん余裕がなくなっていって、僕らも喧嘩ばかりしていて、3年くらいで解散してしまいました。
「すぐ売れると思っていた」芸歴2年目で結婚・出産、バイト漬けから育児中心の生活に
森川やるしかねぇ当時はすぐ売れてやると思っていたので(笑)、迷うことなく結婚しました。朝からバイトしまくってライブ行って寝る為だけに家に帰るみたいな生活をしていた時期があったんですけど、あんまり楽しくなかったんですよね。このやり方は俺に向いてないなって思って、段々家での時間を増やして育児もやろうって考え方が変わっていきました。
――バイトを減らしてでも育児の時間を増やしていったのですね。
森川やるしかねぇ増やしたかったし、増やしてよかったなって思ってます。もちろんその分お金は無くなりますけど、家族といた方が楽しいですし、子どもの成長を近くで見ていると僕も負けじと成長しようって思うようになりました。バイトばかりやっていた時よりも、家事ばかりやっている方が仕事へのモチベーションもグッと上がってきましたね。
森川やるしかねぇ最初は、Twitterにゆうしが初めて「パパ」って言った動画をあげたんです。その動画も元々は嫁に見せる為だけに撮ってたんですけど、それを見た嫁が腹を抱えて笑ってくれて。これ面白いからTwitterに載せた方がいいって言ってくれたので何も考えずに載せてみたんです。そしたらその動画に予想以上に反響があって、そこから月に1回くらい動画を載せるようになりました。
――今ではインスタグラムフォロワー数が20万人を突破されましたが、実感はありましたか?
森川やるしかねぇ去年の9月くらいからゆうしを驚かす「息子に突然シリーズ」っていう動画を上げ始めてフォロワーが増えました。元々、ゆうしの面白いリアクションが見たくて家でずっと色んなドッキリをやってたんですけど、段々と僕の感覚がマヒしてきちゃって、突然僕がバケツの水かぶったらどうするのかなって思いついて(笑)。でもバケツの水をかぶったらせっかくのゆうしの表情が見れないことに気づいて、外に携帯を置いて撮影したら、思いの外ゆうしのリアクションが大きくてめちゃくちゃ面白くて。せっかくだからこれもインスタに載せてみたというのがきっかけでした。(下記リンク先で紹介)