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コロナ禍での舞台制作者の現状 リモート生配信の是非「活動を止めてはいけない」

コロナ禍で気づいた…演劇をいかに今の社会に寄与できるものにしていくかが課題

──コロナ禍で大きなダメージを受けた今の演劇界をどのように捉えていますか?

永野拓也 僕は演劇界の話ができる立場にないので極々個人的な話になってしまいますが、舞台ができなくなったことと同じくらいショックだったのは、尊敬する演劇界の先輩が出した声明に社会から大きな反発が上がったことでした。何がショックだったかって、その反発に納得する部分も多かった。演劇人の感覚が、社会全体の感覚と隔絶してきているのかも…そう感じてしまったことなんです。

──社会と積極的に繋がっていこうとする取り組みが、これまでの演劇界には足りなかったということでしょうか?

永野拓也 それは一概には言えません、努力されてきた先人もたくさん知っていますし。ただ僕の周りにも「自分の仕事は社会に意味がなかったんだろうか?」と鬱気味になっている人が少なからずいて──。やっぱり社会と繋がって、誰かに何かを届けて「ありがとう」と言ってもらえること。これが人間には必要なんですよね。それはどんな仕事でも同じで、演劇が特別だと僕は思っていません。
高原紳輔 足りなかったとは思いませんが、もっと何ができるのかは考えていきたい。僕自身は意見や好みを押し付けるのではなく、同じ思いを持つ人たちと手を取り合って明るい方に向かっていきたい。そういう思いで演劇をやってきました。だけど未知のものとの関わり方を見直したり、今の社会と演劇の橋渡しになるような活動ができたらと思っています。

──リモート演劇も橋渡しの取り組みの1つなのでしょうか。

永野拓也 僕はエンタテインメントというのは「リクレーション=RE(再び)+CREATION(創る)」だと思っているんですね。日々の仕事や生活で疲れたり、傷付いたりした心を回復させるためのもの。なのに劇場に足を運ぶこと自体で、不安な気持ちにさせてしまってはいけない。そう考えた結果で行き着いたのが、今回のリモート生配信でした。
高原紳輔 やっぱり劇場に行くことにハードルを感じている人はまだまだいます。オンラインによってある種の気軽さや、ハードルの払拭ができればいいなとは思いますね。
永野拓也 僕らはまだまだ若輩者で、先輩方から学ぶことだらけです。ただそうした先輩たちが培ってきたものを、いかに今の社会に寄与できるものにしていくか。このコロナ禍はそのことについて改めて考えるきっかけとなりましたし、これから僕ら若い世代が汗水垂らしてチャレンジと実践をしていかなければいけないことだと思っています。

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