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週5の帯で放送1000回『クイズ!脳ベルSHOW』MC岡田圭右に聞く 実は絶滅危惧にある“王道クイズ番組”の魅力
漫才も番組も偉いのは“ボケ” いかにいい“フリ”を投げるか
岡田ワタシも漫才ではツッコミですから、MCとしてもそこを基本に置いてやってるんです。この番組にいらっしゃる方って、みなさん素晴らしい素材を持った"ボケ"なんです。ただ芸人のボケならワタシもある程度の経験を積んできましたけど、往年の俳優さんや歌手のみなさん見たことのない変化球でボケてくるので(笑)。
──そのボケをいかに受けて調理するか、それがこの番組におけるMCの役割ということでしょうか。
岡田結局、漫才においても偉いのはボケだと僕は考えてるんですね。相方がボケて、初めてこっちがツッコめるわけですから。そういう意味ではこの番組も、主役はMCではなくゲストなんです。みなさん天然のボケも繰り出してくれますけど、中にはおしゃべりが上手じゃない方もいます。そんな方の面白さをいかに引き出す“フリ”を投げるか。そしてボケていただいた以上はきっちりツッコむ。ゲストの方をいかに輝かせるかが僕の役割だと思ってやってます。
岡田視聴者の方もそうですけど、やっぱりゲストで来てくださった方に「今までバラエティは出たことなかったけど面白かった」「また出たい」と楽しんで帰ってもらうことですね。それだけで十分やと思ってます。
──この番組きっかけで往年のスターが新たな面白キャラとして発掘されるかもしれないですね。
岡田ゲストの方もこれまで2400人以上出てくださっていて、クイズというより「芸能大図鑑」みたいな番組になってますね(笑)。これからも視聴者の方が子どもの頃に心ときめかせたあの人、燃えていたヒーローのみなさんに来ていただきたいなと思ってます。ただ(千葉のローカルタレントの)JAGUARさんは出過ぎ!スペシャルのたびに登場してますから、スタッフどんだけJAGUARさん好きやねん!って思いますね(笑)。
文/児玉澄子