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週5の帯で放送1000回『クイズ!脳ベルSHOW』MC岡田圭右に聞く 実は絶滅危惧にある“王道クイズ番組”の魅力
“疲労感”でクイズ番組としてあり得ない展開に…
岡田やっぱりスポーツやプロレスのレジェンド級の方がいらっしゃるとワクワクしますね。あとは『仮面ライダーアマゾン』ヒロインの松岡まり子さんとか、『秘密戦隊ゴレンジャー』のモモレンジャーの小牧りささんとかは子どもの頃に憧れてたな〜と。また特撮ヒーローやスポーツでカッコよくやっておられた方が、実際にお会いしてみるとユニークなおっちゃんだったり(笑)、そういううれしい発見みたいなのはたくさんありますね。
──バラエティ慣れしてないゲストも多い中、素顔やエピソードを引き出す岡田さんのMCテクを教えてください。
岡田ちょっとしたことですけど、元スポーツ選手の方だったら「◯◯さん」ではなく「◯◯選手」と呼ぶとかね。あとはベテラン級の女性だったら下の名前の「ちゃん付け」で。これは『なるほど!ザ・ワールド』(81年-96年・フジテレビ系)の愛川欽也さんから学んだことなんですけど(笑)。
──「ちゃん付け」、みなさん嬉しそうにされてますよね(笑)。
岡田馴れ馴れしいと言われればそれまでですけど、結局いかに早くその方の懐に入るかだと思うんです。そうすると当時の意外なエピソードを明かしてくれる方も多くて。やっぱり往年の歌手の方や俳優さんって、なかなかバラエティで自分のことを話す機会ってないと思うんですけど、そういうイキイキしたところを引き出せたときは、この番組のMCをやっててよかったなと思います。
岡田この番組、この人というのは特にないですね。でも昔からテレビが好きで、クイズ番組もたくさん見てました。『クイズタイムショック』(1969年−86年・テレビ朝日系※初期シリーズ)、『パネルクイズ アタック25』(1975年−放送中・テレビ朝日系)、『象印クイズ ヒントでピント』(1979年−1994年・テレビ朝日系)、『連想ゲーム』(1969年−91年・NHK総合)、『なるほど!ザ・ワールド』などなど。そうやって見てきたものが、どこかでいきているのかなとは思います。
──高齢のゲストも多いですが、お気遣いされるところはありますか?
岡田1日5本収録なので、後半になるとあからさまに皆さん疲労感が伝わってきます(笑)。だからなるべくカメラが回ってない時も、話しかけるようにはしてます。あとクイズもつい長考になって、いざオープンするとまさかの白紙解答(笑)。クイズ番組にはあるまじきことですけど、それも味になってしまうのがこの番組なのかなと思ってます。