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ハロ&ズゴックを、よりかわいくカッコよく “固定概念”を取り払う発想力「プラモデルという枠にとらわれず、ガンプラの可能性を広げる」
制作者が楽しむ その雰囲気が作品を通じて見る人に伝わる
さのすけ『ハロプラ』(ハロのプラモデル)制作は、ガンダムベース東京のスタッフさんがきっかけでした。塗装の練習で、ハロを『機動戦士ガンダムSEED』に登場するイザーク・ジュールというキャラクター風にしてみたいというリクエストがあり、BBマイスターとして制作のサポートをさせていただきました。塗り分けて塗装してみると、予想以上にかわいいイザークが出来上がって喜んでもらえたことがうれしかったです。
同じように、プチッガイを『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場したガエリオ・ボードウィン風にしたいというリクエストがあり、参考用にマクギリス・ファリドをモチーフに制作したこともきっかけになっています。
ハロプラやプチッガイなら、『ガンプラ』初心者も気軽に挑戦できますし、好きなキャラクターをモチーフにすれば制作も楽しいかと思います。何より自分も作っていてすごく楽しいです。
さのすけハロ、プチッガイどちらもシンプルな形状なので、いかにキャラクターの表情・服装といった特徴を落とし込むか、ですね。でもこれを考える時間が楽しいです。実際、キットだけでは表現しきれないので、プラ材やエポキシパテ、アッガイの腕パーツで髪の毛・服を追加したりしています。クワトロのサングラスは、もずくの容器を利用しています(笑)。
塗装は、エアブラシを使用することが多く、Mr.クリスタルカラーとうパール系の塗料を使用することが多いです。角度によってキラキラと光彩が変化して、見ていて楽しい塗料です。エアブラシの練習をサポートするときも、塗った効果が分かりやすいのでサンプルとして使用することもおおいですね。「難しい」と思われがちな塗装を「楽しそう」と感じていただけたらと思い制作しています。
MGHGなどのリアルタイプのガンプラと、このようなキュートなキャラ。両極ともふり幅の広いガンプラを制作しているわけだがそこには共通するある思いがあった。
さのすけ特に意識はしていないのですが、まずは制作する自分が楽しむことを心掛けています。制作者が楽しんで作っている作品は、見る人にも楽しい雰囲気が伝わる気がしていますので。自分も楽しくて、見た方にも楽しんでいただける、そんな作品づくりを目指してガンプラに向き合っています。