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児童書で描く“おばけ”は、なぜ怖くないのか? 「小さなおばけ」40周年でもなお愛される秘密

常識や現実の埒外にある“おばけ”や“魔女”が狂気的な存在だとは思わない

――「大人になって読むと、やさしい絵と語り口に懐かしさを覚え泣きそうに。本当の友情と夢を追うことの大切さと努力。純粋なメッセージが伝わります」など、SNSでもは大人が今読んでも心に残る作品といったコメントが寄せられています。子ども向けだからこそ、大人にも本を読んで感じ取ってもらいたいという思いはありますか?

角野栄子 もちろんあります。子どもが面白いと思ったものは、大人も面白い。でも、大人が面白いと思ったものを、必ずしも子どもが面白がるとは限りません。

――「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけ」シリーズは、毎年出版されています。40年も長く続くと思っていましたか?

角野栄子 こんなにも続くとは思っていませんでした。でも第1巻の『スパゲッティがたべたいよう』が出版された時に、たくさんの子どもたちから「面白かった」という感想が寄せられました。そのような読者の支えがあってこそ長く続けてこられたのだと思います。

――「小さなおばけ」シリーズが、親から子へと受け継がれ、長く愛される秘訣は?

角野栄子 いつも真剣勝負でした。子どもは面白くないものは、読まない。そんな一番“純粋な”読者に読んでもらうのですから。

――1985年、50歳で『魔女の宅急便』を出版し、宮崎駿さんによりアニメ映画化されました。35年経た今でもとても人気のある作品です。同作は“魔女”が主人公です。“おばけ”もそうですが、成人向け作品では異質な存在だからこそ狂気的に描かれることが多いです。一方で、勇気や仲間を大切にする心など、子ども向けの作品ではポジティブな存在として伝えやすいのでしょうか?

角野栄子 “おばけ”や“魔女”が狂気的な存在だとは思いません。彼らは、常識や現実の埒外にある自由な存在だから、読む人にも自由に想像する力を与えてくれるのでしょう。

――これまで多くの童話や絵本を出版しています。児童書を書こうと思ったきっかけは?

角野栄子 私の資質に合っていると思っています。出版されるかどうかに関わらず、毎日書いても飽きないし楽しい。そのことに気づいたのは、30代半ばでした。
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