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“ぐりとぐらのカステラ”再現に大人たちが熱狂、「森の動物たちと一緒に食べたい」の声
「心のつながりを持つきっかけに…」 “ぐりとぐらのカステラ”に込めた想い
ぐりとぐらのカステラ。
? もうそう店長/喫茶トラノコク (@toranocoku) April 4, 2020
いつか食べたかった。
子どもの頃の夢を叶えてみました。
あの日みた、たった28ページの絵本は大人になった今でも胸に焼きついている。 pic.twitter.com/9NJGDvlS1N
もうそう店長私にとって『ぐりとぐら』は忘れられない絵本です。共感の声を通して、自分が幼かった頃に抱いた気持ちが、みなさんの記憶とも通じていると感じられたことが嬉しかった。おうちで過ごす日々の中で、会いたい人、どこか遠くにいる人達との心のつながりを持つきっかけになれたらと思っていました。
――ぐりとぐらのカステラ、写真を見るとキツネ色にこんがりときれいに焼けています。うまく焼くためのポイントはありますか?
もうそう店長焼く前に、フライパンの熱を均一にすることがうまく焼くポイントです。フライパンを熱して濡れたタオルに押し当てて、ジューッて音が無くなるまで冷ましてから生地を焼き始めるのが、私のオススメです。
――Twitterアカウントを遡ると、ほかにも美味しそうな料理写真が。過去に投稿された料理で、もっとも気に入っているものは何ですか?
もうそう店長私のお気に入りは「もっちり王道のミルクレープ」ですね。「この料理懐かしいな」「○○と一緒に作ったよな」「食べてみたいなぁ」とか、皆さんの記憶に残っている“想い”を、料理に重ねて思い起こさせたいと感じた投稿だったからです。写真や言葉を通じて、まるでミルクレープみたいに共感が積み重なって、大きく膨らんだらいいなって考えています。
「母と一緒に作って楽しかった記憶と結びついている」
昔、母が教えてくれました。
? もうそう店長/喫茶トラノコク (@toranocoku) April 6, 2020
もっちり王道ミルクレープ。
ホットケーキミックスに牛乳をたっぷり入れるだけの簡単クレープ生地。
生地も想いも重ねる。 pic.twitter.com/DQb1y4kYtY
もうそう店長共通しているのは、どの料理も難しい材料は使っていないということです。そして何よりも、みなさんの記憶の通過点に寄り添った料理でありたいと考えています。「どこか懐かしい」という気持ちを大切にしているからこそ、アカウントの名前には昔からある「喫茶」という言葉を入れました。お店はまだないのですが、喫茶という名を借りて、心の拠り所になる居場所を今後作れたらと考えています。そんな妄想を詰め込んだことが、“もうそう店長”と名乗るきっかけでもありました。
――“お母さまに教わった”というコメント、とても素敵だなと思いました。どういった料理を教わったのですか?
もうそう店長ありがとうございます。私の料理の原点は、全て両親から学びました。実は、私の実家の料理は基本父が作っていて、お菓子は母が作っていたんです。お互いに聞きに行ける環境がなんだか面白くて、幼い頃から今でも鮮明に覚えています。母から教えてもらった料理は、クッキー、クレープ、ケーキなど。難しい技術は全くなく、ただ一緒に作って楽しかった記憶と結びついていることが、今でも料理に興味を持ち続けている理由かもしれません。
――最後に、今後の展望や夢についてお聞かせください。
もうそう店長今の自分があるのは、大切な仲間の支えがあったからです。これからもその仲間、そして応援してくれる多くの方々と一緒に、理想の喫茶を築いていけたらなと思います。まだ影も形もないこの喫茶が、いつか本当にできる頃には、愛されるような居場所になっていたらと妄想しています(笑)。