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”花見自粛”に桜の和菓子で気分だけでも…和菓子職人のSNSに「最高に春でした」反響続々
続く自粛ムードに「こんな時だからこそ、笑顔になってもらいたかった」
花見もろくに出来ない状況なので僕の和菓子で少しでもお花見気分を感じていただけたら嬉しい? pic.twitter.com/uCWflLEcLd
? 和菓子職人 三納寛之 (@wagashi_sanchan) March 29, 2020
三納さん世の中先の見えない不安の中、人の集まる楽しみ事が中止に。今年は花見も出来ない状況なので僕に出来ることで皆さんに笑顔の輪を拡げたかったのでこの投稿をしました。こんな時だからこそ笑顔になっていただきたかったのでとても嬉しいです。
――三納さんが作られる春の和菓子は、どれも見とれてしまう美しいものばかり。「宵花火」という春のお菓子も、Twitterで2.3万のリツイート、8.3万のいいねがあり話題になっていました。作り方のこだわりをお聞かせいただけますか?
三納さん春のお菓子は、色合いを心ときめく春らしいものにするよう心がけています。「宵花火」は私の代表作でもあります。花火が夜空に広がり儚く散るその“瞬間”をとらえて形にしたものです。“包みぼかし”という和菓子特有の伝統技法を用います。紫、青、緑、黄、オレンジ、ピンクの練り切りを少量の白練り切りで包み込んで、中の色が透けて見えるようにヘラや押し棒で細工していきます。多くの色を使うのでそれでも上品にまとまるようにするのがセンスと腕の魅せどころです。“包みぼかし”は薄く均等に包まないと色ムラが出てしまうので、難しい技法で手間もかかります。
『宵花火』
? 和菓子職人 三納寛之 (@wagashi_sanchan) July 21, 2019
練り切り製
包みぼかしと和菓子特有の伝統技法を用いてます。少量の白練り切りで包み中の色が透けて見える状態です。ヘラや押し棒で細工するとそこから色が滲み出てきます。
こちらは現在の販売しているデザインです。旧デザインとの違いは微差ですが仕上がりの雰囲気は大きく違います。 pic.twitter.com/3h63gD0lPU
日本の四季をあらわす和菓子、“和みの菓子”であるところが魅力
――和菓子職人を目指されたきっかけは? また、和菓子の魅力について三納さんが感じていることをお聞かせください。
三納さん和菓子屋を営んでいる家に生まれたので幼い頃から自然と流れでその道に入りました。和菓子の魅力は日本の四季を表すお菓子で、“和みのお菓子”であること。そこが一番の魅力です。植物性の素材が主なので、幅広い年代の方に喜んでいただけるものだと思います。
――特定の店ではなく、フリーで働いているとお聞きしましたが、普段はどのような活動をしているんですか?
三納さん普段は体験教室をしたり、他県や海外で和菓子のセミナー、デモンストレーションを開いたりしています。CMなどで使われるお菓子の製作や、イベント出店での販売もしています。最近の新型コロナの影響があり、現在は数量限定のネット販売と、一部の出張販売が主ですね。
――今後はどのような活動をしていきたいですか?
三納さん特別自分で「これをしたい」「あれをやり遂げたい」ということを突き詰めた人生ではなく、流れに任せて目の前のことをやってきたいです。これからも多くの人を喜ばせられるお菓子作りを自分なりにしていきたいです。
こんな時ですが和菓子作ることしかできないので、できる事を精一杯頑張ります☆和菓子で笑顔を?
? 和菓子職人 三納寛之 (@wagashi_sanchan) April 10, 2020
今日のお菓子は『春日野』浮島という餡を使った蒸しカステラのような生地と蓬入りの羊羹の流し合わせです? pic.twitter.com/jh2WfkL85k
PROFILE/三納寛之
和菓子職人。「和の菓 さんのう」店主。nstagram4万人超えのフォロワーを持ち、海外でも活躍。和菓子はネットを中心に販売。
詳細はこちら https://wanoka-sanno.com/(外部サイト)
Twitter:https://twitter.com/wagashi_sanchan(外部サイト)
Instagram:https://www.instagram.com/wagashi_sanchan/?hl=ja(外部サイト)
和菓子職人。「和の菓 さんのう」店主。nstagram4万人超えのフォロワーを持ち、海外でも活躍。和菓子はネットを中心に販売。
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