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産後太りに顔劣化、更年期…「奇跡の52歳」と呼ばれた元専業主婦が女性の悩みに立ち向かう
「朝起きたらどん底から1日が始まる」…自らが更年期に入り学んだこと
Micaco 着飾ることは女の人の特権だと思うので、過剰にする必要はないけれど、どんな些細なことでもいいので趣味や目標を作ったりして、女性として楽しむことを大切にしてほしいなと思います。でも、唯一、更年期のときは例外と言いますか…。そんな気にもなれないくらい、毎日つらいという人がたくさんいらっしゃると思うんです。じつは私も昨年、更年期に入ってたんですが、外的な要因がないにも関わらず、朝起きたときにどん底から1日が始まるような状態で。仕事などで徐々に気持ちが上がってくるんですけど、夕方になるとどっぷり疲れて、また朝になるとどん底…という繰り返しで、すごくつらかったんです。でも、どんなに落ちているときでも、顔トレは日常化していたのでずっとやってました。
――その結果が、「奇跡の52歳」と呼ばれるMicacoさんの今に結び付いているわけですね。
Micaco 更年期にどっぷり入っているとき、老ける人が多いんですよ。私は、顔トレのおかげで落ち込みを最小限にすることができたんです。苦しい間も簡単な顔トレを無心にやっておけば、更年期を抜けたときに「私、そんなに老けていない」って実感できると思います。ずっとキレイなままではいられないかもしれないけど、一定の状態を保っておけば、抜けたときにまた頑張れますから。
――更年期をどう向き合うかで、その先の自分の未来が違ってくると。
Micaco 私は今年やっとそこから抜けられたのですが、更年期のときは無理をするのではなく、それこそ現状を受け止めて、いつか抜けるときがくることを目標にじっくり自分の体と向き合う時間にしてほしいと思います。
「尿漏れ」への意識に男女差も、「きちんと対処すれば改善できる」
Micaco 「骨盤矯正のレッスンを受けて、尿漏れが治った」と、治ったからこそ事後報告をしてくれる生徒さんが多くて。骨盤を動かすことによって筋肉が鍛えられるので、尿漏れに効果があったんですね。それを知ったので、今から7、8年前に尿漏れに関する本を出したんですが、そのときはまだ早すぎたのか、あまり売れませんでした(笑)。でも、最近では尿漏れパッドのCMが流れたり、カミングアウトする人も増えてきましたよね。
――良い傾向ですね。
Micaco ただ、男性はいまだに尿漏れに対してあまりいい印象を抱いていないようなんです。私は尿漏れ用のショーツも監修しているんですが、男性のプロデューサーは「女性はキレイなままでいてほしい」という意識が強いみたい(笑)。でも、女性や若い男性は「悩んでいる人がいるならぜひやろう」と言ってくれるようになりました。そうやって、恥ずかしいことではなく、きちんと対処すれば改善できるというように時代が変わり、意識も変わってきたのかなと感じてますね。
――最後に、美や健康問題と向き合う女性たちへ向けてメッセージをお願いします。
Micaco 努力したぶんだけ変化は訪れますし、体は絶対に応えてくれます。でも、あまり努力努力と言うとプレッシャーになってしまうので、「私はこういう風にキレイに変わるんだ」って楽しむことを目標にしてほしいと思います。世の中、次から次へと目新しいものが出てくきますが、「自分にはこれ!」と思ったら、とりあえず継続するのが変化を起こすポイント。あとは、自分をよく知ること。自分を知らないと、変化が起きたことにも気づけないんです。
――目標をあまりに高く設定しすぎないことも大事ですよね。
Micaco 目標を掲げることは悪くはないと思うんですけど、かといって、いきなり米倉涼子さんにはなれないので(笑)。そういった意味でも、つねに自分を見てじっくり観察しながら、諦めずに頑張ってほしいと思います。
(写真:田中達晃/Pash 文:星野彩乃)
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