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【整形シンデレラ】小学校で担任に「綺麗になれるわけない」と笑われ…17歳で整形、20歳で母になった女性の夢

 先ごろ『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)で放送されて大きな反響を呼んだ公開美容整形オーディション『整形シンデレラ』。第1回がスタートしたのは2015年で当時16歳だった山田麗さんは第1回目に応募。翌年の第2回に再挑戦、セミファイナリストに選ばれ若くして整形へのステップを踏んだ。あれから3年、タレント活動をしながら整形のことを赤裸々に発信してきた彼女は、20歳になり愛する家族と一緒に幸せな未来を自分で掴んでいる。

家族には可愛いと言われて育ったのに…「あ、私ってブスなんだ」

――整形をしたいと思うほど悩んだのはどのようなきっかけだったのでしょうか。
山田麗 小学生の時に、目が奥二重で睨んでるように見えるとか、肌も白いし名前が麗だったのもあって、”幽霊”なんていじられ始めました。性格的にいじりやすかったというのもあったんでしょうけど、自分的にはいじめに近いと思ってました。

――でも笑ってやり過ごすしかなかった、と。
山田麗 はい。例えば、小学校4年生の時に名前の由来について授業で話すことがあり「綺麗になるようにという由来で麗という名前です」と言ったら、担任の先生に「お前が綺麗になれるわけないだろ」ってからかわれて。今の時代だったら問題になってそうですけど(笑)、当時はいじられキャラだったし、みんな笑ってたので「いっか」って思うしかなかったんです。本当はすごく泣きました。家族には可愛い可愛いって言われて育ったので、学校で急に言われだして「あ、私ってブスなんだ」って思うようになって。中学生の時には整形しようって決めて親にも宣言していました。

――では整形するまで、自分のコンプレックスとどのように向き合っていたのでしょうか。
山田麗 最初は安い化粧道具を買って、ギャルだったいとこのお姉ちゃんにメイクを教えてもらって、顔のコンプレックスを隠してましたね。

整形前から芸能活動、周りから可愛いって言われても「どこか劣等感があった」

――そして、『整形シンデレラオーディション』への挑戦。応募しようと思ったのはなぜですか?
山田麗 16歳の時に所属している芸能事務所から紹介がきて第1回を受けました。夜行バスを15時間乗り継いでオーディションに行ったんですけど「若すぎるから来年またおいで」と言われ、翌年もう1度挑戦しました。顔や名前を出すことに対して全然抵抗はなかったですね。手術自体も、もともと整形をやろうと思ってお金も貯めていたし他のクリニックにカウンセリングに行ったりもしていたので抵抗はなかったです。

――整形する前から芸能事務所に所属されていたんですね。
山田麗 最初、雑誌のスナップをやっていて、それが事務所の目に止まって連絡がきました。タレント活動はやりたい気持ちもあったので、そのまま所属することになりました。
――事務所から連絡がきて所属することになり…容姿に自信がついて整形をする必要はないという考えにはならなかったのでしょうか…?
山田麗 周りからも可愛いし整形しなくて大丈夫だよって言われてたんですけど、どこか劣等感があって。結局、最初に芸能界入ろうって思ったのは、綺麗になってみんなを見返してやろうと思ったのもあったので、その一種で整形をやろうと。

――とは言え、当時はまだ10代。家族に相談しましたか?
山田麗 昔から話をしていたので反対もされず、母からは「いまにプラスして可愛くなるんならいいんじゃない?」と。あとはコンプレックスを隠すためにギャルメイクしていたので、整形してナチュラルメイクになるなら嬉しいって、ひいおばあちゃんに言われました(笑)。

整形後にメディア出演、いじってきた子から「埋没ってどんな感じ?」と連絡

――実際に整形手術をしたことでどのような変化がありましたか?
山田麗 初めは少し物足りなかったです。最初はスタッフの方にも「まだ整形したいです」って相談していたんです。でも「そこで内面が変わらないとこのオーディションの意味ないよ」って。そこからすごく性格変わりましたね。明るくなって、自分のこと好きになれて…今は整形したいと思ってないです。メンテナンスは続けたいと思いますけど。

――今でも昔いじってきた人たちを見返してやろうと思ってますか?
山田麗 実はメディアに出るようになってその当時の子達から連絡がきたんです。でも本人達は自分で言ったことを覚えてないから「埋没ってどんな感じ?」とか聞かれて。本人達が覚えてないのはムカつくけど、逆に相談のってあげられるなら、のってあげようって。

――昔だったらそんな風に思わなかった?
山田麗 そうですね、昔だったらもっとひねくれてました(笑)。心がすごく変わったし、周りを見れるというか、人に優しくできるようになりました。

ネットで「全然変わってない」…今は整形顔より平均の顔になりたい子の方が多い

――では、整形は周りの方に勧めたいと思いますか?
山田麗 どうだろう…みんな整形に期待し過ぎてると思うんですよね。それで「ここが気になる、ここも気になる」ってどんどん整形を繰り返しちゃう。だから依存するくらいならやらないで欲しい。

――理想を高くしすぎてしまうのが問題なのでしょうか。
山田麗 うーん…今はいわゆる整形顔より普通の女の子になりたい子の方が多い気がします。自己肯定感が低い人とか、私はブスだって思ってる人だったら、整形して自分の思う平均の顔になりたいってだけ。それでも、整形することによって平均値がどんどん上がっていっちゃう子が依存になりやすいんだと思います。

――では、山田さんが依存しなかった理由はなんでしょうか?
山田麗 オーディションが終わった後も、運営やクリニックの方にたくさん相談したんです。そうやって話を聞いてくれてる場が私にはあったので依存にならなかったんだと思います。なので今は自分がそうしてもらったように人にもしてあげたいって思っています。
――ご自身の経験を参考にしてほしいと。
山田麗 はい。私の整形ってすごくナチュラルなんです。でも、整形シンデレラも2回目で注目されていたので「ぜんぜん変わってないじゃん」とかネットに書かれたりして。それってつまりみんなが思う整形顔のデフォルトがあると思うんですけど、「違うよ、こういう自然な整形もあるよ」って伝えたいです。

――ガラッと変わる事だけが整形とは言えないですね。
山田麗 はい。私は自分の顔を生かしたまま、気になるところを整形したかっただけなので。もちろん最初は私も目を切開とかしたかったけど、未成年だったし先生にも止められました。でも今はそれでよかったなって思っています。こうやって一般的な女の子の顔になった私が発信していった方が伝わることもあると思うんですよね。

――実際に整形について発信などされているんですか?
山田麗 私のSNSに匿名の方から整形の相談が沢山くるんです。相談を聞くのは好きなので、そういうカウンセラーのような活動がいずれできたらいいな。「整形した方がいいよ」ではなく、やりたいですって方に「じゃあこうしたらいいんじゃない?」って手助けができたらって思っています。

整形してるし結婚していいのかな、子ども産んでいいのかなってずっと気にしてた

――そして今はお腹に赤ちゃんがいると伺いました。旦那様は山田さんの整形やタレント活動をどのように理解してくれていますか?
山田麗 旦那さんとは整形後に知り合い、伝えた上でお付き合いをしていたので理解がすごくあると思います。母になる実感はまだ少しですが、家族が増えることがすごく嬉しい! 私、整形してるし結婚していいのかな、子ども産んでいいのかなってずっと気にしてたんです。でも「別に好きになったの顔じゃないから」って旦那さんに言われて。一番欲しかった言葉かもしれないです。

――お子さんにはいつか整形のことをお話しますか?
山田麗 自ら子どもに話すと思いますし、もし子どもが整形したいって言っても止めません。自分はアルバイトして貯金してたけど…経済的にもちょっと手伝っちゃいそう(笑)。子どもが大きくなった時にはいい形で整形が普通な世の中になってそうですよね。

――では、これからどのように幸せになっていきたいですか?
山田麗 昔は顔と自分のことしか考えられなかったですけど、今は人のことを考えられるようになりました。一番の内面の変化ですかね。ママにもなるし、これからは周りを幸せにできたらいいなと思います。

(インタビュー・文/岩崎香織)
【INFORMATION】
◆整形シンデレラオーディション
「綺麗になりたい」「悩みを解消したい」「人生を変えたい」そんな夢の実現を、湘南美容クリニックが応援する『整形シンデレラオーディション』。外見を変えることだけでなく、1年間かけて行われるオーディションのなかで合宿やレッスン、他者とのコミュニケーションを通して内面も美しく成長できようにサポートする。
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