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整形SNS美女、手術費1500万円 きっかけは父の一言「お前の顔は他人を不幸にする」
母はずっと私が整形をしている事に気付かないふりをしてくれていました
いきりちゃん 整形をしたいと思ったのは小学校3〜4年生位だったと思います。片目が一重、片目が奥二重目だったので左右差があって…幼いながら本当にコンプレックスで。その当時人気だった整形番組を観て整形をしたいなぁと思うようになりました。
――では実際に整形に踏み切ったのはどのような経緯があったのでしょうか。
いきりちゃん 家族仲が悪い時期があり、父に“自分と顔が似ているから”という理由で「お前は他人を不幸にする」と言われました。私は今の顔だと幸せになれないのかもという不安が背中を押しました。
――Twitterを拝見するとご家族のお話もよくされていますね。相談できずに整形に踏み切った辛さについても投稿されていましたが、相談できなかったのはなぜでしょうか?
いきりちゃん 16歳の時、母に手紙を書いて埋没(二重まぶた)をすることをカミングアウトして応援してくれていました。ですがその後、別の話で母と喧嘩をした時に「あなたの顔が変わった時だって母さんはっ…」と言いかけて口をつぐんでしまいました。埋没をした時は私の気持ちをくんで無理に応援させてしまったのかもしれないと思い、段々とその後の手術の事は言えなくなってしまいました。
いきりちゃん 1年前の今頃に輪郭三点手術をしたのですが、その時はまだ家族の誰にもカミングアウトをしていなくて1人で渡韓したんです。これから全身麻酔で骨を切る…死ぬかもしれないとても大きな手術をするってなった時に恐怖で涙が止まらなくなりました。「あぁ…こんな事なら遺書を書いておけばよかった」「家族に一目会ってくればよかった」「言い辛いとかそんな自分本位な理由で嘘を突き通すんじゃなかった」といろんなことを思いました。それを期に家族にカミングアウトをしていこうと思い、姉、父、母、妹の順にカミングアウトしていきました。
――カミングアウトしてから、ご家族との関係はどのように変化しましたか?
いきりちゃん 母はずっと私が整形をしている事に気付かないふりをしてくれていました。私も母が気付いていることに気付かないふりをしていました。貫き通してくれていたから、心配したくても出来なかったのだと思います。カミングアウトしてからは、渡韓中「大丈夫?」「痛くない?」「辛くない?」など、ほぼ毎日父と母がLINEをくれます。姉もきれいになったと沢山褒めてくれて毎日LINEをくれます。現在、輪郭再手術をしていて硬い物を食べれない私のために「ペーストの食事を作ってまっているね!」と家族みんなで応援してくれてます。
――今はご家族のサポートがあって心強いですね。では、整形に家族の理解は必要だと思いますか?
いきりちゃん 私は必ずしも理解が必要だと思いません。私がたまたま上手くいっただけで色んな家庭環境がある中で理解を得るのが難しい場合もあると思います。家族の理解があれば楽になる部分もありますが、必ずしもそれが正解だとは思いません。
怖さを天秤にかけた時、きれいになりたいという気持ちの方が上回った
いきりちゃん 1度目の輪郭整形です。顔が倍以上に腫れ上がり顔が軋んで飲み物を飲むのがやっと。1ヶ月で8キロ痩せました。3ヶ月たっても顔がすごく腫れていて精神的にも肉体的にも辛かったです。
――様々な整形をしてきて、整形に臨む気持ちに変化はありますか?
いきりちゃん 今でも凄く怖いです。なんならもう注射ですら怖いです(笑)。もともと痛みに弱いタイプなので何度経験しても痛くて怖い気持ちは未だに慣れません。
――それでも次の手術を考えるのはなぜでしょうか?
いきりちゃん 痛くて怖いって気持ちより、今の顔で生きていく方がずっとずっと怖いです。まだ自分がきれいになるために必要な手術が残っているのもありますが、「痛くて怖い」と「きれいになりたい」という気持ちを天秤にかけた時に「きれいになりたい」という気持ちの方が上回ってきたので今も続けています。
――ずばり、今まで整形にかかった総額を教えてください。
いきりちゃん 計算してないからわからないですが、全身でざっくり1500万円以上はかかっているかと。