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ORICON NEWS
石原さとみ、「あざとさ」を凌駕する“かわいさの破壊力”
「かわいすぎてしんどい」「ファッションもネイルも髪型も見ていて楽しい」男女の共感を集めた同番組
印象的なのは、旅の2日目。石原はベレー帽店に入ると、カラーバリエーションの豊富さに悩んだ末、「全部、かわいいんだよ。でも、ここまでは絞れた…いや、あんまり絞れてない!」と6、7点買おうとし、店員に「こんなに買うなんて、お土産用かい?」と問われると「自分用です!」とはにかんで見せ、店から出ると「買ったぁ〜」と袋を持った両手を高く上げる姿なども、あざといと言えばあざといし(結局11点購入)、SNSでは(絶対、自分だけはだまされないぞ…)と思っていても、いつの間にか色眼鏡をあっさり外して「かわいい」とつぶやいてしまう男性や、「32歳って信じられない」「ネイルも1日と2日目で変えてない? ホントかわいい…」と感心する女性たちから称賛の声が溢れたのである。
「将来を考えるとき、目的、目標、経験の3つで考える」論理的思考明かす
昨年7月、ORICON NEWSのインタビューで石原は、その論理的な考え方が如実に伺えるコメントを残している。
30代に突入したときの自身について、「“次の作品で頑張らないと後悔するな、30代のいいスタートをきれないな”と感じて、自分発信でやりたいことを考えていた時期ですね。『24時間テレビ』(日本テレビ系)の企画や、久しぶりに舞台に出させていただいたり、“原作のない作品をやりたい”と希望して、それが『アンナチュラル』(TBS系)で実現したり…」と振り返りながら、
「受け身だった20代中盤のころまでは、他力本願だったぶん人のせいにもできていたけど、それじゃダメだと気づいて。“こういうのがやりたい”と自分からも希望を伝えるようにシフトしてからは、それに沿ったお仕事がいただけるようになったんです。今、振り返ると、20代のころはどうにか爪痕を残そうとして、キラキラ輝きたいということに必死でしたね。30代は自分発信で、0から何かをスタートさせようと決めていたんです」と語り、「あざとい」「かわいい」の一言では表しきれない“冷静な自己分析”と“目標を実現するための行動力”を見せていたのだ。
アンチや批判の声を凌駕する“人間性”にこそ人々は惹かれる
トップレベルの人気ゆえにアンチも多いだろうが、石原には批判や挫折をも受け止めて自分の糧とする“芯の強さ”があるようだ。実際、先のインタビューでも、「30代は自分で行きたい所を決めて、それに沿って歩んでいるイメージ。誰かに敷かれたレールの上で賞をもらうよりも、自分が頑張って、それで褒めてもらえるほうがずっとうれしい。年齢という括りは関係なく、結局は自分自身がどうあるのかで決まっていくのかなって」と語っいる。
こうしてみると、石原のかわいさもさることながら、女優としての意識の高さや、「見ているだけで元気になれる」など同世代の女性からも親近感を持たれる“等身大”の人間性にこそ、その魅力の最大の秘密がありそうだ。今後、彼女が歩むことになる「石原さとみの30代」を見守っていきたい。