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石原さとみ、恋愛観を語る「恋は、心とタイミング」

「野島伸司さんの脚本で、ラブストーリーに出たい」と、かねてから野島作品への参加を熱望していた石原さとみの夢が、この夏実現する。新ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)は、石原演じる“すべてを持ち合わせた女性”月島ももと、峯田和伸演じる“平凡な男”風間直人の格差恋愛を、ドラマ黄金時代の一翼を担った脚本家・野島伸司氏が描く。ORICON NEWSでは主演の石原さとみにインタビューを敢行。今年の冬ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の熱演で、より一層存在感を増してきた彼女が、今何を感じ、どこを向いて歩んでいるのかを聞いてきた。

石原さとみが“地上の凡夫”にのめり込む!

すべてを持ち合わせた女性・月島もも(石原さとみ)と、平凡な男・風間直人(峯田和伸)(C)日本テレビ

すべてを持ち合わせた女性・月島もも(石原さとみ)と、平凡な男・風間直人(峯田和伸)(C)日本テレビ

――今回のテーマは“格差恋愛”だそうですね。撮影が始まっているとお聞きしましたが、作品の魅力はどんなところでしょうか?
石原さとみ ストーリーの展開がすごく早いです! 私の中のイメージだとラブストーリーってもっと時間をかけて進んでいくような感じなんです。たとえるなら『美女と野獣』の野獣がヒロインを落とすぐらいの時間のかけ方。だけどこのお話はもう2話くらいで交際宣言しちゃうような怒涛の展開の早さなんです。しかも“高嶺の花”である、もも(石原さとみ)のほうが直人(峯田和伸)に攻めるというか、前のめりになる感じがして最初、台本を読んだときはびっくりしました。
――“高嶺の花”のほうが“地上の凡夫”にのめり込んでしまうというのは意外ですね! タイトルからして、2人の立場はその真逆なのかと思っていました。
石原さとみ 意外とももが直人に振り回されている部分もあるんですよ。しかも、そうやって振り回されているから、ももは天邪鬼になって直人を振り回してしまって。要はお互いに振り回し合っているんです(笑)。
――ももは“高嶺の花”である自分のプライドを傷つけられてしまい、悔しいが故にそうした素直じゃない行動に出てしまうというか。
石原さとみ 完全にそうですね。悔しいところから「好き」のような感情が芽生えて、ジェットコースターのように展開が進んでいくんです。イラッとするのが「え、何これ? 好きってこと?」って。うまくいかないからムカつく。「こんな男に!」って直人を罵倒するシーンも出てくるんですが、なぜか彼のほうが上手の立場になってしまう。それで余計に腹が立ってしまうのになぜか…って。
――ももと直人のような格差のある恋愛について、ひとりの女性としてどのような意見をお持ちですか?
石原さとみ 価値観が合えば成立するのかなと思います。“環境の違い”という意味においては。ありきたりかもしれないけど、やっぱり1番は心だと思うので。
――過去には「一目惚れしかしたことがない」という発言も話題になっていましたが…?
石原さとみ 一目惚れはしないかも。もももそうなんですけど、心です、というかタイミングなのかな…? 正直、ほんとに直人と恋に落ちたのかもちょっと疑問ですけどね(笑)。

自己発信で0から1を創り出すことからスタートした30代

――石原さんは野島さん脚本のラブストーリーをかねてから熱望されていたとお聞きしています。
石原さとみ 昔から野島さんの作品がすごく好きなんです。『リップスティック』(フジテレビ系)のようなテーマ性の強いものも好きですが、『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』や『ラブシャッフル』(ともにTBS系)も好きで。漠然と「野島さんの作品のラブストーリーに出演したいな」とずっと思っていました。で、30歳を超えてまさに「今だ!」って直感的に思って。ちょうど『アンナチュラル』の台本をもらったときくらいかな? 「この次は野島さんの作品がいいな!」って強く感じたんです。そしたら今回のお話だったので、運命だ! って(笑)。
――では今回のお話はまさにベストタイミングだったんですね! 野島氏との出会いは8年ほど前だったとお伺いしましたが、これまでにその機会はなかったんですか?
石原さとみ はい。私が野島さんにお会いした時期がちょうど『ラブシャッフル』のオンエア中くらいだったんです。作品の感想を言いながらいろいろお話させていただいて。たぶん、私もドラマに出たかったんだと思う(笑)。だからその時にアピールはしたと思うんですけどね(笑)。
――野島さんと初タッグを組まれてみて思うことは?
石原さとみ 設定を見たときに今の私のことを知った上で書いてくださっているというのがよくわかりました。セリフのチョイスにしても4、5年前の自分だったらきっとできなかっただろうな、っていうのもあるし、「このシーンのこのセリフ、期待しているよ」みたいなことを野島さんから言われたんですよ。「こういうのできちゃうよね」って。野島さんも「3、4年前のさとみちゃんだったら書けてなかったかもしれない」というニュアンスで「今のさとみちゃんが書きたい」って言ってくださって、本当奇跡です。
――1年ほど前のORICON NEWSのインタビューでは「いま、すごく悩んでいる」とおっしゃっていましたが、その不安を一蹴してしまうかのように、『アンナチュラル』では主演女優賞のほか数々の賞を受賞されましたね。『アンナチュラル』前後で女優として変化したことってありますか?
石原さとみ 1年前……たぶん「次の作品で頑張らないと後悔するな、30代のいいスタートをきれないな」と感じて、自分発信でやりたいことを考えていた時期ですね。『24時間テレビ』(日本テレビ系)の企画を出させていただいたり、久しぶりに舞台に出させて頂いたり、「原作のない作品をやりたい」と希望し、それが『アンナチュラル』で実現したり。さらに、『アンナチュラル』の次は「野島さんとお仕事がしたい」と思っていて、今に至っているので、自分がやりたいことが叶っている実感があります。そういう意味で30代は本当に0から1を創り出す作業から始まったと思っているんです。というのも受け身だった20代中盤の頃までは他力本願だった分、人のせいにもできていたけど、それじゃダメだと気づいて「こういうのがやりたい」と自分からも希望を伝えるようにシフトしてからは、それに沿ったお仕事が頂けるようになったんです。今振り返ると20代の頃はどうにか爪痕を残そうとして、キラキラ輝きたいということに必死でしたね。30代は自分発信で、0からなにかをスタートさせようと決めていたんです。

すべては自分次第「行きたい所は自分で決めて、歩んでいきたい」

――石原さんにとって30代に突入してからの変化って大きいですか?
石原さとみ 30代になったからというわけじゃないと思うんですけど、なんとなく5年周期で自分の中で何かが変わっていってる感覚なので、5年前と同じことをしていても、同じように感じるかというと、そうとは限らないなと。30代は自分で行きたい所を決めて、それに沿って歩んでいるイメージ。だから今回の作品も、ずっと野島さんの作品を熱望していたという意味ですごくプレッシャーを感じています。この緊張感は20代の頃は感じられませんでしたね。
――20代と30代、ズバリ楽しいのは?
石原さとみ どうだろう? でも基本的にずっと楽しいですよ(笑)。もしかしたら、何も考えていなかった10代の頃のほうが楽しかったかな? 好奇心だけで突き進んで、とにかく楽しんで仕事をしていた時期だったので。けど年齢そのものがどうのって言うんじゃないかもしれないですね。たとえば誰かに敷かれたレールの上で賞をもらうより、自分がやりたいことを頑張って、それで褒めてもらえるほうが何倍も嬉しい。結局は自分自身がどうあるのかで決まっていくのかなと思います。

文/Kanako Kondo 撮影/Tsubasa Tsutsui
スタイリスト/宮澤敬子(WHITNEY) ヘアメイク/菊地美香子(TRON)

7月期水曜ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)

  • 7月期水曜ドラマ『高嶺の花』(C)日本テレビ

    7月期水曜ドラマ『高嶺の花』(C)日本テレビ

華道の名門『月島流』本家に生まれ、美貌、キャリア、財力、家柄、才能…すべてを持ち合わせた女・月島もも(石原さとみ)。当たり前のように愛する男性と結ばれるはずだったが二股交際が発覚、さらには式当日の結婚破談となり、一気に自信を失ってしまう。そんな彼女の婚約者に現れたのは、美貌、キャリア、財力、家柄…何も持たない平凡な自転車店主・風間直人(峯田和伸)。絶望的な格差のある2人がまさかの恋に!? 野島伸司が贈る怒涛の純愛エンターテインメント!

7月11日スタート 毎週水曜よる10時放送(初回10分拡大)

出演:石原さとみ 峯田和伸 芳根京子 千葉雄大/升毅 十朱幸代/戸田菜穂 小日向文世 ほか

脚本:野島伸司
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:松原浩、鈴木亜希乃、渡邉浩仁
演出:大塚恭司、狩山俊輔、岩崎マリエ
音楽:上野耕路
主題歌:エルヴィス・プレスリー『ラヴ・ミー・テンダー』(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)

information

石原さとみらを輩出した『ホリプロタレントスカウトキャラバン』が、今年も開催中。

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