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(更新: ORICON NEWS

“みそホジホジ”も再現したズワイガニ解体パズル 「食べにくさ」が開発のヒントに

 ズワイガニの部位パーツを正しい位置に組み合わせて完成させるインパクト抜群な立体パズル『一杯買い!!ズワイガニ解体パズル‐茹で‐』が、昨年12月22日に発売。全41個で構成されたパーツがあり、足を引き抜くとカニ肉が詰まっているなど、細かいギミックが設けられている。販売元のメガハウス商品開発担当者に誕生経緯、これまでのシリーズで何が一番人気なのかなどを聞いた。

カニの需要期目指し発売 関節を折る時の感触を楽しんでほしい

 11月〜12月は、ネットショッピングで最もカニが多く売れる時期で、1年間の売上のうち8割を占める(Yahoo!ショッピング調べ)。あらかじめ年末に自宅に届くよう注文しているようだ。ズワイガニ解体パズルの発売日もピッタリと時期が重なるが、そもそも出来たきっかけは何なのだろうか?

「商品開発の研究費でズワイガニを食べたかったから……というのは冗談で(笑)、カニって、そこそこお値段がするから、頻繁に食べることができないじゃないですか。いざ食べる機会があっても、きれいに身が剥けなくて苦い思いをすることがありよね。それを逆手に取って、何度でも解体でき、身を剥けて、しかも手が汚れない”カニを作ろう!という思いで商品化に至りました。実は1年前に発売した『マグロ』の立体パズル案を考えている時に、カニも候補に入っていたんです。1年越しに、そしてちょうどカニが旬の時期に発売できて嬉しいです」

――商品を完成させる際のエピソードがあればお聞きしたいです。

「原型を作成するため本物のズワイガニを購入しました(1杯だけですが……)。カニは見れば見るほど面白い形状・構造をしていて、なるべくリアルなものにしようと試作品を作っていたのですが、ウシ、マグロ、ブタのような過去に作った商品に比べて可愛らしさが微塵もなく、すぐに修正しました(笑)」

――再現するのに一番時間がかかった工程はどこでしょうか?

「足にある『ラッキョ&ぼう肉(どちらもカニの部位)』の構造は、ずるっと剥ける感触を出すために、試作段階からトライ&エラーを繰り返しました。また、金型も直接工場で最後の最後まで修正を繰り返した、最も時間がかかった工程です。関節を折る時の感触と、剥く時の感触をぜひ楽しんでもらいたいですね」

そもそもは「理科室の模型シリーズ」だった

――そもそも、食材を題材にした立体パズルが誕生した経緯をお聞かせください。

「第1弾は『一頭買い!!特選焼肉パズル-ウシ-』なのですが、元々『理科室の模型復元パズル ウシ模型』として、その名の通り部位の学習ができる“復元パズル”として商品化していました。ですが、『焼肉を食べるときに役に立つ』という声を多く聞き、“肉・ホルモンの部位がわかる焼肉パズル”へと進化させました。子供から大人まで幅広い年齢層に遊んでいただいていることから、マグロ・ブタと食材を題材にしてシリーズ化しています」

――これまでで一番反響が大きかったシリーズ商品はどの種類ですか?

「いずれも同等に大変好評をいただいています。マグロの時は、すしざんまい様限定商品を発売することができ、普段おもちゃにあまり縁がない方にも知っていただくことが出来ました。食材の部位や名称は学校では教えてくれない知識です。でも外食先では、メニュー表に当たり前のように書いてあります。『自分は今何を食べているのだろうか?』という疑問を、遊びながら解決できるところがウケている秘けつなのだと思います。今回のカニもたくさん部位の名称があります。『どうせミソ、爪、足だけでしょ?』と思っている方に、ぜひ遊んでいただきたいですね」

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