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手間ゼロ「ハードコア弁当」が“SNS疲れ”に効くワケを考案者に直撃

 タッパーに敷き詰めた白飯の上に、白身魚フライやコロッケなどのおかず一品がドーン!と乗っているだけ…。最近のキャラ弁やデコ弁のような“インスタ映え”する弁当の真逆、アンチテーゼとも言えるのが、ピン芸人・ホイップ坊やが考案した「ハードコア弁当」だ。2017年1月にネットで公開すると「毎日作りたい」、「中身は(笑)しかし 素晴らしい!」、「私も真似しています!」等々、SNSではたちまち話題となり、真似する人が続出した。そんな“ハードコア弁当”とはいったい何なのか? 考案者のホイップ坊やに話を聞いた。

白米とおかずが一つあればOK “ハードコア弁当”の作り方は?

 ハードコア弁当に乗せる一品おかずは、スーパーやコンビニにあるでき合いの惣菜でも夕食の残り物でも何でもOK。白身魚のフライやコロッケ、ハムカツ、メンチカツ、ちくわの礒辺揚げ、イカの天ぷらなどといった和食の定番から、フライドチキン、鳥のモモ焼きなどのちょっと豪華なもの、果ては揚げ玉、油揚げなど超チープなものまで何でもアリで、バリエーションは豊富なのだ。 

 ハードコア弁当の名前の由来だが、ホイップ坊やによると「『貧乏飯』や『ズボラ飯』という言葉はありましたが、響きが若干ネガティブだと思いました。それを『ハードコア』と表現すれば、なんとなくロックっぽいカッコよさ、ポジティブさが出るかなと思い『ハードコア弁当』と名付けました」とのこと。

 このハードコア弁当の写真をほぼ毎日SNSに投稿していたところ、ネットで話題となりフォロワー数が激増。「潔すぎる」、「なんか勇気が出る」といったコメントが殺到し、「#ハードコア弁当」のハッシュタグとともに、白飯の上にタラコを2腹乗せた「タラコ唇弁当」といったセンスが光るものや、春巻きやエビ、豆腐、焼き鳥などの変わり種を乗せたものまで、独自のハードコア弁当写真を投稿する人が続出したのである。

インスタ映えへの逆襲 “ミニマリスト”や“脱SNS”にも通じる心理

 ちなみに、ホイップ坊やがハードコア弁当を作り出したきっかけは、「倹約のためにお弁当を作るようになったのは10年前。当初は2段の弁当箱におかずを数品入れていましたが、想像以上に面倒くさい。毎日続けるために手間を簡略化していったら、半年ほどで今の形に落ち着きました」とのこと。本人のインスタグラムのプロフィール欄に「手間がインフレ化していく弁当界に一石を投じます」とあるように、キャラ弁やデコ弁などの“インスタ映え”についても「SNS上では不自然なくらいキレイな食事で溢れている。こういう食事も市民権を得ていいんじゃないかな、という思いはあります」と語っている。

 たしかにキャラ弁・デコ弁ブームは多くの関連書籍が発売されるなど、それなりの経済効果もあったわけだが、一方で、こんな手の込んだ弁当、兼業主婦が作れるわけない…、との声があがったことも事実であり、“SNS疲れ”と“キャラ弁・デコ弁疲れ”で疲労困憊となる女性も多かったようだ。同時にそんな状況のアンチテーゼとして、“断捨離”、“ミニマリスト”など「物を持たない暮らし」や“脱SNS”といった考え方も登場したわけだが、ハードコア弁当がバズった要因もそのあたりにあるのかもしれない。

「反抗期の子どもへの圧力」や「夫婦ゲンカの仕返し」などにオススメ

 SNSにハードコア弁当をUPするモチベーションを聞くと、「『ひどい弁当だな!』と笑ってもらえることもあれば、お弁当作りで悩んでいる主婦の方から『気持ちが楽になった』と言われることもあります。有名な料理研究家の先生や、プロのフードコーディネーターさんが激賞してくださったりもします。捉え方は様々ですが、何かしらの反応が貰えるのが嬉しいので続けています。」とホイップ坊やは語る。

 今年の2月に『ハードコア弁当』として書籍化もされており、ホイップ坊やの様々なハードコア弁当を見ることが出来る。また、今後のハードコア弁当についてホイップ坊やは、「インスタグラムに中国や台湾の人からのコメントが多いので、(中国最大のSNS)“ウェイボー”にハードコア弁当あげようと思っています。」とのこと。書籍紹介文にもあるが、「毎朝時間がないOL」、「反抗期の子どもへの圧力」、「夫婦ゲンカの仕返し」などに、オススメかもしれない。

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