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NEWS二度目の“24時間テレビ” 危機を乗り越え完走した4人のたくましさ

  • “24時間テレビ”瞬間最高視聴率は35.5%

    “24時間テレビ”瞬間最高視聴率は35.5%

 パーソナリティーの途中降板など、始まる前から不安要素のあった『24時間テレビ39“愛は地球を救う”』(日本テレビ系)だったが、8月27日、予定どおり18時30分にスタート。桂歌丸の開会宣言から、KANの「愛は勝つ」のオープニング曲とともにメインパーソナリティーであるNEWSの小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久、手越祐也が武道館のステージに飛び出し、無事に幕を開けた

ドラマの代役を見事に務めた小山、加藤との絆も感じさせる

 NEWSにとって、“24時間テレビ”のメインパーソナリティーは、実は二度目である。初めて彼らが起用されたのは、今から7年前の2009年。当時はまだ山下智久と錦戸亮が在籍し、NEWSが6人だった時代である。もともとは9人で華々しくデビューしたNEWSだが、メンバーが1人抜け2人抜け、2011年には主力と言われていた山下と錦戸も脱退。グループ存続の危機を迎えたが、4人で話し合いを重ね、“応援してくれるファンのために”と活動継続を決めた。2012年には東京・秩父宮ラグビー場で復活ライブを開催。いまや6人時代以上の活躍を見せる彼らだが、その道は決して順風満帆だったわけではない。様々な思いを胸に、4人の“24時間テレビ”が始まった。

 初日、NEWSにとって大きな目玉となったのが、加藤シゲアキが主演したドラマスペシャル『盲目のヨシノリ先生〜光を失って心が見えた〜』だ。両目の視力を失った教師を、加藤は全力で熱演。急きょ代役として出演することになった小山慶一郎は、加藤演じるヨシノリ先生のリハビリ担当。訓練時はその命を守るために厳しく見守り、無事にリハビリを終えたときには、ヨリノリ先生と抱き合って喜んだ。代役が決まった際、「メンバーが困ったら、助けるのは当たり前のこと」と語っていた小山。時間のない中での撮り直しとなった経緯ともあいまって、ふたりの絆、そしてメンバー愛は大きな感動を呼んだ。

メンバーへのクレームも、何でも言い合える関係性があればこそ

 一方、4人のやりとりが笑いを生んだのは、『ド深夜の生しゃべくり!愛のクレーム処理1000本ノック007』。“ファンを子猫ちゃんと呼ぶ”“NGがない”など、何かと目立つ手越祐也に対し、小山ら3人は「同じだと思われると困る」と実例を語り、“NEWS=手越じゃない”とクレーム。だが、討論後のしゃべくりメンバーの総意は“手越は悪くない”という結果に。異論を唱える3人に対し、有田哲平が「じゃあ、“オレ、ピンになるわ”って手越くんが言ったらどうする?」と投げかけると、加藤がすかさず「それは困る、もうダメ」と3人で手越に土下座するという結末に至った。もちろんスタジオは大爆笑。観ている方も、NEWSそれぞれのキャラクターや関係性が伝わり、丁々発止のやりとりに笑顔になったのではないだろうか。とはいえ、一歩間違えばメンバーの関係性に軋轢を生みかねないこのやりとり。こうして堂々とクレームを言い合い、それを笑いへと昇華できるのも、グループ存続の危機の際に率直な気持ちをぶつけ合い、お互いをわかり合ったNEWSならではと言えるのかもしれない。

 そして翌日。すでに開始から14時間ほど経過するも元気いっぱいなNEWSは、朝8:35ごろメインステージで「24時間テレビ、盛り上がっていきましょう!」との掛け声とともに「weeeek」を熱唱。夕方には、佐渡海峡40キロの遠泳を目指す片腕の少女・岡部歩乃佳さんに向けて、「歩乃佳ちゃん、頑張って! 応援してます」という小山のメッセージに続けて、「希望〜Yell〜」を歌いあげた。どちらも“4人のNEWS”ではない時代の曲だが、応援ソングの多い彼らの作品の中でも、特に力をくれる2曲。晴れやかな4人の姿が、大きな力を生んだ。

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