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NEWSファイナル公演レポート 「みんなが僕らをここに連れてきてくれた」特別で幸せな東京ドームライブ
「NEWSの愛深まる」ライブ前囲み会見の模様
“またここで会えた”という幸せ、4人とファンとの特別な絆
ジャニーズ事務所に所属し、定期的にコンサートツアーをやっているグループは2016年現在で14組ある。それぞれのグループに個性があり、ライブの味わいや色合いも異なるが、NEWSほどMCや挨拶の中で、「みんなが僕らをここに連れてきてくれた」と発言するグループは他にない。NEWS とそのファンの間には、“アイドルグループとそのファン”という関係性では説明し切れない、特別な絆がある。また、NEWSの4人とそのファンにとっても、東京ドームという場所には、特別な思い入れがある。だからだろう、全国のアリーナを回った後のこのドーム公演は、メンバーにとってもファンにとっても、“ドームで会えた”ことの多幸感に満ち溢れていた。
「四銃士」「星をめざして」はオーケストラとコラボ
さらにこの日は、東京ドームならではの“サプライズ”演出が。後半戦、4人がファンとの絆を歌い、メンバーにとってもファンにとっても特別な意味を持つ曲「愛言葉」を披露したあと、メインステージを覆っていた巨大な深紅の幕が上がった。現れたのは、指揮者の西本智実率いるイルミナートフィルハーモニーオーケストラ! 総勢57人が、昨年秋にDVDシングルとして発表された「四銃士」を生演奏した。ダイナミックな指揮、その壮大な演奏と歌に思わず引き込まれる。続く「星をめざして」では、観客の持ったペンライトがサビで一斉に同じ動きをし、ファンもまた光で音楽を奏でていた。その景色が音に溶けて、まさに東京ドームでしか奏でられない、美しすぎる音を、光を、愛を鳴らしていた。圧巻だった。
4人と幸せな音楽体験を共有、また新たな物語を刻む
歌うことが好き。踊ることが好き。4人でいることが楽しい。でも何より、こうして東京ドームでみんなに会えたことが嬉しくてしょうがない。みんなで、ドームでしか実現し得ないひとつの音楽体験を共有できたことが、あまりにも幸せで、かけがえがない。そんな愛と感謝が、ビシビシ伝わってきた2時間45分。その短くて長い時間の中に、NEWSとそのファンの愛と才能と実力とポテンシャルとが、出し尽くされていた。そうして彼らはまた、グループとしての新たな物語を刻んだ。