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NEWSファイナル公演レポート 「みんなが僕らをここに連れてきてくれた」特別で幸せな東京ドームライブ

MCタイムの記憶を消せ!? オーラスなのに予想外のハプニング勃発

 オーラスなのに開演が遅れた原因は、メンバー(小山)が開演直前にトイレに駆け込んだためだったという。ところが、MCタイムで再び手越は「またトイレに行きたい」と発言。増田もそれに便乗し、結局、小山・加藤を残し、テゴマスの2人で連れ立ってトイレに向かうという前代未聞のハプニングが起こった。その間、コヤシゲはセンターの花道をトークとファンサービスをしながら練り歩く。「生で見ると結構カッコイイでしょ?」などと軽口を叩く彼らがメインステージに戻る途中、なんとかテゴマスがステージに戻ってきた。

 だが、それと入れ替わるように加藤がステージ裏へダッシュし、さっきまで、「自由過ぎ!」とメンバーにツッコんでいた小山も、加藤のトイレタイムに便乗。テゴマスを残して、2人でステージから消えることに。その間、手越は「(2人が)戻ってくるまで、軽く歌う?」と提案し、増田と共にアカペラでテゴマスの「青いベンチ」を披露。NEWSの2つのユニットの真逆の個性が、こんなところでも炸裂する。

手越のシュールすぎるリズムネタが物議をかもす

 そんなフリーダムな時間を経て、やっとステージに揃ったNEWS。すると、“東京ドーム、トイレタイムの悪夢”の記憶を、手越が“魔法”で消すという試みが行われることになった。その“魔法”とは、手越による一発ギャグのようなおまじないとリズムネタ。5万5千人の脳内から記憶を消そうとするが、逆にそのシュールすぎるネタが刻み込まれるハメに。そこから増田が、MCをリセットしようと奮闘したり、「NEWSの悪いところ出てる!」と注意したり。カオスではあるが、幸福感に溢れたMCタイムとなった。

 MCで発揮されるそれぞれのサービス精神にも、メンバー愛が溢れていて微笑ましい。眼鏡やバンダナなど、パフォーマンスの際の小物使いもメンバー内で被らないように工夫されていて、至るところに4人の華麗で誠実なチームワークが感じられた。
(文/菊地陽子)
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