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ミニチュア玩具の生みの親? 世界観を“極小”で表現する開発者のこだわり

空前のミニチュアブーム、目利きファンが増えるなかで開発者がこだわる「妄想力」

 SNS映えするホビーとして、今や空前のミニチュアブームが起きている。「ミニチュアアート」という言葉が登場しているように、精巧なミニチュアを自作するクリエイターも注目を集めている。

 ユーザーの目も肥えている中で「ぷちサンプルシリーズ」が支持されているのは、ただ飾るだけでなく、さながらおままごとのように動かして遊べることも理由の1つだ。

「SNSやYouTubeの投稿を見ていると、最近は弊社の商品にお気に入りのフィギュアやドールと組み合わせた“ごっこ遊び”を楽しむ方が増えているようですね。SNSの投稿には次回の商品開発のヒントが詰まっているので、私たちもいつも楽しみながらチェックさせていただいています」(企画開発・小川さん)

 多くのシリーズは1テーマにつき、6〜8種類のブラインドボックスを展開。全種類を揃えれば1つの世界観を再現できるが、「楽しみ方はそれぞれですから、1箱買いでも十分満足できる内容を意識しています」と鈴木さんは説明する。

「1つ1つのラインナップに明確な人物設定をしていることも、弊社商品の特徴のひとつです。たとえばコンビニをテーマにしたシリーズですと、『OLのご飯事情』の箱にはサンドイッチやヨーグルト、サラダチキンなど。『放課後の楽しみ』の箱にはアイスバーや肉まん、コミック雑誌などが入っています。1個箱の中にアイテムが複数入っているので、ときにはツッコミどころ満載のモノが含まれていることも。開発者の『こういう人ならきっとこんなモノも買うんじゃないかな』という妄想力を、弊社の商品の楽しさに繋げているところはありますね」(広報・鈴木さん)

 生活のワンシーンから、世界観をまるごと再現した精巧なミニチュアで数々のヒットを飛ばしている。今やその人気は国内にとどまらず、海外にもファンが増えている。日本が誇る精巧なものづくりの技術と、スタッフのマジメな遊び心が生んだ商品の数々、ぜひその目をよく凝らして目撃してもらいたい。
(文/児玉澄子)

提供元: コンフィデンス

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