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【推し活初心者向け】まずは”推し“を理解しよう、一人でも満喫できる”推し活ノウハウ”をプロに聞いてみた
PROFILE 中村 辰之介
1983年、愛媛県宇和島市出身。奈良大学大学院文学部国文学科修士課程修了。現在、出身地で会社勤務。「栄、覚えていてくれ」名義でnote、ブログを中心に活動。クラウドファンディングにて自身の雑誌『かける人』を年1回のペースで発刊。kindle電子書籍による著書に『推し事3.0宣言』、『黄昏の彼女たち〜AIイラスト+人間俳句』、『持続可能な推し事〜推しと金、ファンと金〜』がある。
この記事をざっくりまとめると…
・推しの過去活動を掘り下げよう
・デジタルを活用したグッズ保管も選択肢に
・地元×推しコラボを考えてみよう(ふるさと納税もアリ)
・推しの過去活動を掘り下げよう
・デジタルを活用したグッズ保管も選択肢に
・地元×推しコラボを考えてみよう(ふるさと納税もアリ)
推し活って何をするの? 初心者にオススメの推し活
過去作を掘り下げるのはけっこう時間のかかる作業ですし、タイパ重視の時代にはそぐわないかもしれません。それでも自分の好きな対象くらいは、じっくりと向き合ってみてはどうでしょうか。ある程度の前知識があるのとないのとでは、握手会やコンサートで見える景色もまったく違うものになる、という考え方もあるのではないでしょうか」
CD・アクスタ・うちわ…、いろんな推しグッズの保管・収納方法は?
とは言え、スペースは限りあるもの。僕の場合は引越しをきっかけに、そのグッズの価値はモノとしての<質量>なのか、<思い>なのか? を再考しました。そして大部分のグッズをスマホの写真に撮り、処分することを決意しました。それ以来、僕はよほど手元に置いておきたいモノ以外は、なるべくデジタル(NFTの生写真、電子書籍など)を選択するようになりました。
もしも推しグッズの質量が生活スペースを圧迫しているのなら、データで残すことを考えてもいいかもしれません。万が一デバイスを紛失した時のために、クラウドに保存することもおすすめします」
地元でできる意外な推し活
具体的には地元出身のアイドルをアンバサダーとして市役所に提案したのです。就任したら地元に来てくれる機会も増えるに違いない──。そんな思惑が僕を突き動かしました。残念ながら僕のプレゼンは採用に至らなかったのですが、その翌年になんとそのアイドルが市を超えて県の観光大使に就任したのです!
地元の活性化に前向きな自治体は多いですし、僕の経験からもしっかりした内容なら聞いてくれる団体多いはず。地元出身の推しを盛り上げたいという方は、ぜひ試していただきたいです。
また昨今は、ふるさと納税を推進する自治体でアイドルやマンガとのコラボが進んでいるようです。納税なんてうれしいものではないですが、推しのためになるなら少し前向きになれませんか?」
(取材・文/児玉澄子)
著書
人生を賭した推し活の物語とガイド! 入社式前日に結婚も考えていた彼女と別れ、うなだれ立ち寄ったCDショップでふと聴いたグループアイドルの曲をきっかけに沼落ちした著者。以降、15年にわたるコアな推し活のリアルな体験・エピソードの「物語」と、そこで得た20の推し活の「秘訣」を語る。同時代・同世代を中心とした推し活体験者には強い共感を呼ぶとともに、これから推し活を始めよう/深めようという読者には、体験に裏打ちされたガイドが役立つ一冊。