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ジントニックの作り方とアレンジテクニック【プロが教えるお酒】
「バーテンダーの名刺代わり」とされ、一杯味わえば、そのバーテンダーの腕前がわかるといわれるほど、シンプルな材料ながら実は奥深いカクテルなのだ。
今回は、ジンの基礎知識から初心者でもできるジントニックの基本的な作り方、アレンジ方法までを詳しく解説する。
深い知識を身に付ければ、「ジントニック通」として自信を持って語ることができるだろう。
ジントニックってどんなカクテル?
ジンとは?
ベースとなるお酒には、農作物由来のアルコールを使用することが前提だ。小麦やとうもろこし、お米などを原料としたグレーンスピリッツが多い。その他にも、果物やじゃがいもなども原料に使用される。
さまざまな原料をベーススピリッツに使用でき、比較的制限の少ないスピリッツである。こうした背景も相まって、バリエーション豊かなジンが製造されている。
ジンはもともと薬だった
その後ジュネバはイギリスに伝わり「ジン」として広まる。特にロンドンで多くの人々に飲まれるようになり、現在に至るまで世界中で愛されるスピリッツとして定着している。
クラフトジンブームの到来
クラフトジンは地域の特産品や独自のボタニカルを使用することで、唯一無二の味わいを提供している。フルーティなものからカレーのようにスパイシーなものまで、個性的な風味や製法にこだわったクラフトジンが注目を集めるようになった。
おいしいジントニックの作り方とコツをプロが解説
基本のジントニックづくりの材料と道具
【材料】
・ドライジン・・・30ミリリットル
・ライム・・・1/8個
・トニックウォーター・・・60ミリリットル
・ソーダ・・・30ミリリットル
・氷・・・コンビニなどで買える大きめのものが好ましい
・ドライジン・・・30ミリリットル
・ライム・・・1/8個
・トニックウォーター・・・60ミリリットル
・ソーダ・・・30ミリリットル
・氷・・・コンビニなどで買える大きめのものが好ましい
【道具】
・グラス・・・縦長のタンブラーを使用することが多い。
・アイストング・・・氷をグラスに入れるために使う。グラスに隙間なく氷を入れることがおいしくつくるポイントなので、長めで氷をつかみやすいものがよい。
・ジガーカップ・・・お酒の分量を測るための道具。なければ軽量スプーンなどで代用可。
・バースプーン・・・材料を混ぜたり、ライムなどを潰すのに使う道具。なければマドラーなどで代用可。
・グラス・・・縦長のタンブラーを使用することが多い。
・アイストング・・・氷をグラスに入れるために使う。グラスに隙間なく氷を入れることがおいしくつくるポイントなので、長めで氷をつかみやすいものがよい。
・ジガーカップ・・・お酒の分量を測るための道具。なければ軽量スプーンなどで代用可。
・バースプーン・・・材料を混ぜたり、ライムなどを潰すのに使う道具。なければマドラーなどで代用可。
プロが教える基本のジントニックの作り方
【下準備】
・氷が溶けて薄まるのを防ぐために、トニックウォーターとソーダ、グラスは冷蔵庫で冷やしておく。
・ライムは皮のキメが細かく、艶とハリのあるものを選ぶ。ゴツゴツとした見た目のものは果汁分が少ないため避ける。
・ライムはカットする前によく洗い、水気を拭き取る。まな板などの上で、手の平で上から軽く押さえつけながら数回前後に転がす。カットする前にライムの中で果汁が絞られたような状態にできる。
・ライムは縦に1/8にカットする。両端の突起や内側の白いワタは切り落とし、見た目を整え、果汁を絞りやすくする。
・氷が溶けて薄まるのを防ぐために、トニックウォーターとソーダ、グラスは冷蔵庫で冷やしておく。
・ライムは皮のキメが細かく、艶とハリのあるものを選ぶ。ゴツゴツとした見た目のものは果汁分が少ないため避ける。
・ライムはカットする前によく洗い、水気を拭き取る。まな板などの上で、手の平で上から軽く押さえつけながら数回前後に転がす。カットする前にライムの中で果汁が絞られたような状態にできる。
・ライムは縦に1/8にカットする。両端の突起や内側の白いワタは切り落とし、見た目を整え、果汁を絞りやすくする。
【作り方】
1.冷やしたグラスに氷を入れる。この際、できるだけ隙間ができないように入れる。氷のサイズを選びながらパズルのように氷を組み上げる。
2.氷を入れたグラスにジン30ミリリットルをメジャーカップで計り、注ぎ入れる。
3.ライム果汁を絞り入れる。このとき絞ったライムの果肉と皮はグラスの中に入れず、とっておく。
4.バースプーンまたはマドラーでステアし(かき混ぜ)て、液体の温度をトニックの温度と同じくらいまで下げる。
5.トニックウォーターをできるだけ氷に当たらないように静かに注ぐ。
6.バースプーンをグラスの底まで入れ、氷を下から上に持ち上げて混ぜる。
7.最後にソーダを注ぎ入れ、とっておいたライムを添えて完成。(甘さ控えめのトニックの場合はソーダを入れなくてもよい。暑い時期はソーダを加えるとさっぱりとした味わいになりおすすめだ。)
8.ライムの香りをより楽しみたい場合は、ピールをそぎ落としたもので最後に香り付けしてもよい。
1.冷やしたグラスに氷を入れる。この際、できるだけ隙間ができないように入れる。氷のサイズを選びながらパズルのように氷を組み上げる。
2.氷を入れたグラスにジン30ミリリットルをメジャーカップで計り、注ぎ入れる。
3.ライム果汁を絞り入れる。このとき絞ったライムの果肉と皮はグラスの中に入れず、とっておく。
4.バースプーンまたはマドラーでステアし(かき混ぜ)て、液体の温度をトニックの温度と同じくらいまで下げる。
5.トニックウォーターをできるだけ氷に当たらないように静かに注ぐ。
6.バースプーンをグラスの底まで入れ、氷を下から上に持ち上げて混ぜる。
7.最後にソーダを注ぎ入れ、とっておいたライムを添えて完成。(甘さ控えめのトニックの場合はソーダを入れなくてもよい。暑い時期はソーダを加えるとさっぱりとした味わいになりおすすめだ。)
8.ライムの香りをより楽しみたい場合は、ピールをそぎ落としたもので最後に香り付けしてもよい。
初心者向けのおすすめジン4選
ゴードン
ビーフィーター
タンカレー
ボンベイ・サファイア
トニックウォーターのおすすめ3選−初心者向けからプロ仕様を紹介
シュウェップス
フィーバーツリー
フェンティマンス
初心者でもできるジントニックの簡単アレンジ
フルーツやハーブ、クラフトシロップを加えて楽しむ
また、自家製のクラフトシロップを少量加えるのもおすすめだ。オレオサッカラムという火を使わないシロップは、柑橘の皮を丸ごと砂糖に一晩漬け込むことで簡単につくることができる。これを加えることでフレッシュな柑橘の香りと苦味を楽しめる。ただし、甘さが増すので、トニックの量を減らしてソーダを多めにするのがおすすめである。
クラフトジンで楽しむ
また、ベースとなるスピリッツの違いにより味わいが大きく変わるため、その違いを楽しんでみるのもよい。
初心者にもおすすめの、趣向の違う3つのクラフトジンを紹介する。
季の美 京都ドライジン
ENGINE
インパクトあるパッケージとは裏腹に、100%オーガニックジンという見た目と中身のギャップが楽しい。イタリア産のジュニパーべリーやセージ、レモンピールなど、こだわりのボタニカルとフレッシュな香りが特徴のジンである。インテリアにもなるおしゃれなボトルは目でも楽しめて、飲んでもおいしいおすすめの一本だ。
ジーヴァイン ジン フロレゾン
フランス・コニャック地方原産の白ブドウ(ユニ・ブラン種)を蒸留したスピリッツに、世界中から厳選し集められた9種のボタニカルとユニ・ブランの花などで香りづけしたグレープジンである。これまでのジンの概念を覆す、フルーティーで飲みやすい一本だ。
ノンアルコールジントニック
ノンアルコールジンは、ジュニパーベリーやスパイス、ハーブなどのボタニカルを蒸留することで香りづけをしたアルコール分0%のハーバルウォーターだ。トニックで割ることでアルコール入りのジントニックのような豊かなフレーバーを楽しめる。
作り方はアルコール入りのものと同様の工程に加え、最後にノンアルコールジンを少量垂らすとより香りが際立つ。お気に入りの一本を見つけて、飲めない日にもぜひ楽しんでみてほしい。
※ノンアルコールジントニックの開封後は、冷蔵保存が必要。
ジントニックにおすすめのグラス
うすはりグラス
氷の入った液体を入れると、飲み物をそのまま直接手で持っているかのような感覚を味わえる。バーでもジントニックやウィスキーソーダなどを提供するのに使用されていることが多い。
縁が薄くスーッと口に入ってくるため、爽快感を味わうのに持ってこいだ。まずはうすはりグラスで楽しんでみてはどうだろう。
バルーングラス(コパグラス)
大ぶりのワイングラスのような形をしたグラスは、ボタニカルの香りを楽しむのに最適だ。見た目にもおしゃれで、ボタニカルやライムをガーニッシュ(飾り)として添えれば、自宅にいながらにして特別感を演出することができるだろう。
銅製マグカップ
冷却効果が長く持続するため、最後まで冷たい状態でジントニックを楽しむことができる。ジントニック以外にもモスコミュールやアイスコーヒーなどにも最適なため、一つ持っていると便利だ。
まとめ
今回ご紹介したポイントを押さえておくだけでも、「ジントニック通」として自信をもって語れるのではないか。
ドライジンを使って自分だけの究極のクラシックジントニックを楽しむもよし、自分好みのクラフトジンを見つけて楽しむもよし、アレンジして楽しむもよし。
ジントニックの奥深き世界をぜひ味わってみてほしい。
著者プロフィール
中山 理紗
元バーテンダーで、世界的カクテルコンペティション「ディアジオワールドクラス2022」のジャパンファイナル出場経験を持つWebライター。
自身が経営する「Bar and ONIGIRI うつせみ」では、アーユルヴェーダや薬膳の知識を活かし、心と身体にやさしいカクテルと食事を提供している。日々の生活習慣や食事、起業に関する知見をもとに、より良い人生をサポートするウェルネス情報を発信している。
中山 理紗
元バーテンダーで、世界的カクテルコンペティション「ディアジオワールドクラス2022」のジャパンファイナル出場経験を持つWebライター。
自身が経営する「Bar and ONIGIRI うつせみ」では、アーユルヴェーダや薬膳の知識を活かし、心と身体にやさしいカクテルと食事を提供している。日々の生活習慣や食事、起業に関する知見をもとに、より良い人生をサポートするウェルネス情報を発信している。
飲酒は20歳を過ぎてから。飲酒運転は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児に悪影響を与える恐れがあります。
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