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とにかく明るい安村「有吉さんとは◯×だけの関係です」 『有吉の壁』愛&父としての執念を明かす【オリコン ライターズ】
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初の審査員も「やっぱり出る側に回りたい」 大事にしている「◯をもらいに行くための精神力」
「一般人の壁を越えろ」では「東京サマーランド」が舞台になっているが「きょうの朝やりたてです!」と声を弾ませる。「一般人の壁では、ネタを作っている人が全然持ち場にやって来なくて、有吉さんと栞里ちゃんがもう来る!みたいな怖い時間がけっこうあるんです。『何やるんだこれ?』みたいな時もあって、そのヒリヒリした感じがあるんですよ。今回は、若手予選会から勝ち上がった5組も加わったので、新鮮さもあります」。「ピンでのネタを考える時は、どういうタイミングで考えられるんですか?」と向けると、安村の“熱弁”が続いた。
「もちろん、×をもらいにはいってないんですけど、やっぱり出ることが多いので、そこからまた◯をもらいに行くための精神力が大事」。(記者から「やっぱり有吉さんの姿勢も感じつつも、ここは粘るところだみたいな駆け引きってあるんですか?」と向けられ)「駆け引き!?向こう側に立ったことないでしょう?有吉さんと栞里ちゃんが来て、有吉さんから投げるような×をもらったことないでしょう?そうなってみないとわからないと思います。その時の顔を、真正面から10年くらい見ているんですよ。だから、もう自然にそこからグッと行かないと…みたいな感じになってきますね。みんなそれに耐えてきた面々がいますので」。
お気に入りのキャラは“ムエタイアイドル” 異色の「宣材写真ドラフト」に充実感
「ブレイクアーティストのライブとかでも毎回やっているのですが、ムエタイアイドルのサーマート・パチャラ・インジワット・ムアチャイです!『会いたい会いたいムエタイ』いい曲ですよね。これライブでやると盛り上がるんですよ!サビで『会いたい会いたいムエタイ』ってやるんですけど、ライブでやってみると、何千人というお客さんのペンライトが縦に(ムエタイの振り付けに)動くんです。それが面白くて、全員やっているのがなんか面白くて一緒にやれるので、気持ちいいです」
今回の3時間スペシャルでは「宣材写真ドラフト」との企画も行われるが、安村も「僕らも、最初聞いた時はもう訳わかんなかったです。なんか、新宿のビルの土がぬかるんだ屋上に集められて、宣伝写真をバッと見せられて『選べ』って言われるんです。『この中から選んで面白いことやれ』って言われて、もう、デスゲームみたい」と笑顔で振り返る。
「本当に知らない、見たこともない人、ただ宣材写真が面白い人たちの写真が並んでいて。番組側も、ネタなどは見ずに宣材写真だけで選んだらしくて。スタッフさんも、その人たちが何やるか知らないですよ。それを3時間スペシャルでやるっていう。見た目だけで選んでやったんですけど、めちゃくちゃ盛り上がりましたね。やっぱり宣材写真が面白いと面白いんだなって。大事なんだなって、初めて実感しました。ちなみに僕の宣材写真は、ピンになって全裸ポーズのネタ始めた時なんで、2014年か15年のやつですね。吉本が宣材写真を撮り直そうみたいなイベントを、いつやっているかわからないんですよ。たまに会社行くと撮影していて、ゲリライベントみたいなんです」
有吉が作り上げた『壁』独特の空気 佐藤栞里は“女神”「本当に助かっています」
「一般人の壁とかは、自分の出番のところをグルグル回って走っていっているので、ほかの人が何をやっているかをなかなか見ることがないので、そういうのを見ています。うちの子どもが10歳の女の子なんですけど、見てたり見てなかったり…です。僕が出てきても、なんか無反応な。さみしいですけどね。でも、学校で言われるらしいですよ。『お前の父ちゃん、きのう×だったな』って。やっぱり小学生には、そのまま受け取られるので、○は○、×は×なので、本当に○を取りに行かないと、子どもが言われちゃうんです。大事な○です」
父として大事な◯か×のジャッジを行う有吉とは、収録の合間にどんなやり取りをしているのだろうか。「有吉さんは、たまにオープニング始まる前、みんなが集まっているところで、オレのところに来て『なんか、さんまの向上委員会スベったらしいな』とか、どこからか仕入れた、スベった情報をパッと言って、もうMCの位置に行ったり、そういう会話はありますけど。基本はそういう感じです。それ以外はあんまりないです。だから、もう◯×だけの関係です」。佐藤栞里への感謝も口にする。「栞里ちゃんがいなかったら、もう10組ぐらいはやめてると思うんです。栞里ちゃんがいることが本当にありがたいです。本当に女神という、いていただいてありがとうって感じです。とはいえ、何か交流があるというわけではなくて、有吉さんと同じく『判定お願いします』の関係です。でも、本当に助かっています。ありがたいです」。
そんな『有吉の壁』で大事にしているルーティーンを聞いてみると、清々しいコメントが返ってきた。「突然髪の毛を切るっていうボケをやることが多いので、小道具の中にバリカンがあるかどうかだけ確認しています。なくても、スタッフさんに『バリカンありますか?』って言ったら『あります!』って出てくるんです、そんな番組ないですよね?充電満タンのバリカンが出てくるので、その確認はやっぱり怠らないようにしています。だから、僕からしたら体ひとつとバリカンがあればなんとかなるという気持ちです」。
今後『有吉の壁』で成し遂げたい野望・願望を向けると、愛ある言葉が飛び出した。「続いてほしいなとしか思わないです。続いてくれたらありがたいなって。レギュラー始まってからの丸4年、同じスケジュールなんですよ。隔週の木曜日、朝5時ぐらいに起きて、6時前くらいに汐留に集合しているので。それがなくなるのが、ちょっとさみしいなっていうのはあります。海外行っても、そのためだけに日本に帰ってきて、それでまた海外行くみたいな、『壁』中心の生活になっています。イギリス行って、日本に帰ってきて『壁』やって、またイギリス行くみたいなスケジュールありますから。そのままいたら、イギリスに2週間くらいいることができるんですけども、『壁』があるから家に帰ろうみたいな。週刊誌撮られちゃった時、いろんな仕事がなくなったんですけど、『壁』だけは出してくれたんです。『壁』の特番が始まったのが2015年、そこから『壁』を中心にいいことばっかりです」。
(取材・文/ファンタスティック ムラオカ)
※取材の模様は、16日放送の『ライターズ!』(日本テレビ系/毎週日曜 深1:25)でもご覧いただけます。
(6月19日水曜 後7:00〜)
https://www.ntv.co.jp/ariyoshinokabe/(外部サイト)