ファミリーマートの弁当カテゴリーでも人気の商品「肉弁当 四天王」が、2周年を前に、「ごくうま！四福弁当」として、16日より順次リニューアルする。既存商品のパワーアップに加えて、今回新たに“500円台”のメニューも登場。物価の高騰が止まらない中、「節約したいけど、美味しさ重視」のニーズに応えたファミマの新定番「ごくうま！四福弁当」のこだわりを同社に聞いた。

「ごくうま！四福弁当」ラインナップ
▼第1弾：1月16日発売
・肉の旨味とやわらか食感！特製とんかつ弁当（678円）
・香味野菜とごま油の香り！ねぎ塩チキンステーキ弁当（598円）

▼第2弾：1月23日発売
・とろっとチーズソースの鉄板焼ビーフハンバーグ弁当（598円）
・熟成オイスターソースが決め手のきくらげ玉子炒め弁当（598円）

　素材の旨みとジューシーさを兼ね備え、“至福”な気分になれる美味しさと、満足できるボリューム感にこだわった弁当4種類が新たに登場。“至福”にかけて、4種類の「福」として「四福弁当」と名付けられた。

　人気メニュー『特製とんかつ弁当』と『ビーフハンバーグ弁当』に加え、今回のリニューアルを機に『ねぎ塩チキンステーキ弁当』と『きくらげ玉子炒め弁当』が新たに登場。ますます色んな味が楽しめるファミリーマートの自信作が勢ぞろいした。

　『特製とんかつ弁当』は、原料から調理まで温度管理にこだわり、専門店のようなとんかつを追求。揚げる温度を低く設定し、じっくりと時間をかけて調理することで、やわらかく、肉本来の旨みが味わえるとんかつに仕上げている。原材料は衣もパン粉から見直し、見た目を向上させたという。

「定番商品としてお客様からも一定の支持を得ている商品なので、現行の良さを維持しつつ、よりお手軽な価格で、更に美味しさを向上させなければならないというのは、なかなか難題でした。ソースも香味野菜や果物などにこだわり、とんかつ専門店のトレンドを反映した甘みとスパイス感のバランスがとれたオリジナルの味わいとなっています」（ファミリーマート担当者／以下同）

　塩だれの美味しさを徹底的に追求したという『ねぎ塩チキンステーキ弁当』は、ジューシーなチキンステーキに、シャキシャキ食感に仕上げた香味野菜をトッピング。チキンステーキは下味の処方から見直し、鶏肉の美味しさを最大限に引き出した処方に変更。一度目は清酒、生姜、米麹、二度目は醤油など二段階に分けて鶏肉を漬け込んでおり、しっかりと旨みが感じられる。焙煎ごま油の香ばしい風味と藻塩のまろやかな塩味が特徴の塩だれで食べる仕立てだ。

「ひとえに“塩”といっても、世界中には色々な塩があります。今回はごま油と香味野菜の風味を存分に楽しんで頂けるように、まろやかな塩味が特長の『藻塩』を選定しました。また、トッピングのねぎの食感を残すため、あらゆる調理方法を検討しました」

　ジューシーで肉々しい食感が味わえる『鉄板焼ビーフハンバーグ弁当』は、ハンバーグの肉は牛100％。つなぎを極力減らしたことで、肉本来の味わいを表現している。２種ソースを組み合わせた濃厚デミグラスソースにモッツァレラチーズやゴーダチーズを使用したチーズソースをかけ、ハンバーグの旨みをさらに引き立てる。

「ハンバーグの満足感を高めつつ、598円という価格に収めるのには、苦労しました（笑）。デミグラスソースはハンバーグの味わいを引き立てつつも、肉のジューシーさに負けない、濃厚な味わいに仕上げています。全体的に強い味の構成になっていますが、とろっとチーズソースがまろやかに包んでくれます」

　『きくらげ玉子炒め弁当』は、ふっくら香ばしく仕上げた玉子炒めにコリコリとした食感のきくらげをトッピング。牡蠣の旨味を凝縮した熟成オイスターソースとガラスープを使用した特製だれで仕上げている。

「専門店でも玉子炒めというメニューはありますが、今回は弁当のメインおかずとなるので、満足感が得られるようにオイスターソースを加え、コクを出し、ごはんに合うしっかりとした味付けにしています。また、玉子の食感にもこだわり、ふんわりとした玉子の食感になるように仕立てました」

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