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昭和平成をギリギリ生き抜いたタキシードサム、“名無しのペンギン”時代から「もったいない」精神で何度も復活

昭和平成キャラクターの“掘り起こし”、ユニット活動が奏功しV字回復

  • 2021年のデザイン (C)2023 SANRIO CO.,LTD. 著作(株)サンリオ

    2021年のデザイン (C)2023 SANRIO CO.,LTD. 著作(株)サンリオ

 現在、投票が行われている『2023年サンリオキャラクター大賞』では、タキシードサム(中間発表8位)のほかにも、ポチャッコ(同3位)ハンギョドン(同7位)、バッドばつ丸(同10位)、けろけろけろっぴ(同13位)、あひるのペックル(同14位)と、昭和から平成初期にかけてデビューしたキャラクターたちが続々と順位を伸ばしている。

 一世を風靡しながらも一時は不遇の時代も経験したこの6キャラクターたちは、2020年にキャラクターユニット「はぴだんぶい」を結成。ユニット名には「ハッピーになりたい男子たち、V字回復をねらう」という意味が込められており、バンド活動の中でタキシードサムはドラムを担当。短い手足でドラムを一生懸命叩く様子にハートを射抜かれた人も多かったようだ。

 「タキシードサムはバスト・ウエスト・ヒップが100センチという寸胴体型なので、動きのあるポーズをつけるのは意外と難しいのですが、“紳士的でありながらドジっ子”というキャラクター性を知ってもらうためにもっといろんな挑戦をさせたいですね」
  • 2023年現在のタキシードサム (C)2023 SANRIO CO.,LTD. 著作(株)サンリオ

    2023年現在のタキシードサム (C)2023 SANRIO CO.,LTD. 著作(株)サンリオ

 公式ツイッターでのわちゃわちゃした掛け合いも人気のはぴだんぶい。今年はコラボカフェも実現させるなど若いファン層もつかんでいる。

 「かつてこの6キャラクターはもっとビビッドな色合いだったのですが、ユニット展開をするにあたって全体的にパステル調の優しいカラーに揃えました。くすみカラーがトレンドということもあり、『グッズがファッションに取り入れやすい』という声をいただいています。中でもタキシードサムは“おしゃれ番長”というポジションなので、レトロ要素はありつつも古臭くならないデザインをいつも心がけています」

 デビューから44年。さまざまな紆余曲折のあったタキシードサムだが、不遇の時代ものんびり構えて現在に至る。ペンギン界の名門の家柄出身という出自ゆえだろうか、同じペンギンのバッドばつ丸が中間発表10位を受けて「ゼロが1個多くないか? オレさまは1位になりたいんだぞ!」と野心を剥き出しにしているのに対して、タキシードサムは「とってもうれしいな。今度はどんなオシャレをしてみんなに会いに行こうかな」とあくまでおおらかだ。

 「ゴリ押しでもなく、なんとなくそこにいる…そんなサムですから、トップは取らなくてもいいです(笑)。キャラクターの人気は時代に左右されるところもあるので慌てても仕方ないですし、沈まぬように定番として続いていけたら。はぴだんぶいの仲間でもあり、今大人気のハンギョドンの人気についていきたいです(笑)」

(文:児玉澄子)

(C)2023 SANRIO CO.,LTD. 著作(株)サンリオ

■タキシードサム公式サイト(外部サイト) 
■はぴだんぶい公式Twitter(外部サイト) 
■はぴだんぶい公式TikTok https://www.tiktok.com/@hapidanbui_sanrio

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