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【美ボディ大会】「“痩せろ”と言われ、プロレス転向も…」元グラドル・愛川ゆず季、12キロ減量で激変「当時はぽっちゃり体型で仕事が減少」
“樽ドル”と呼ばれるほどぽっちゃりキャラで…「コンプレックスでした」
愛川ゆず季さん 日本大会の会場が、私の引退興行を行った両国国技館だったので、感慨深いものがあります。
――ボディメイクを始めたきっかけを教えてください。
愛川ゆず季さん 約20年ほど前ですが、グラビアアイドルをやっていた頃の私は、“樽ドル”と呼ばれるほどぽっちゃりキャラでした。所属事務所からは「痩せろ!」と言われていて、でもなかなか痩せられなくて…。事務所の指示でプロレスを始めたりもしたのですが、一度も痩せたことが無いことがコンプレックスでした。
――必殺技の“ゆずポンキック”を武器に、2年連続『女子プロレス大賞』を受賞するなど、闘うグラドルとして活躍しました。プロレスだと筋肉はつきますが、いわゆる線の細い体型ではなく、痩せるという感じではないですもんね。
愛川ゆず季さん そうなんですよね。でも、チャンピオンになったり、賞もいただいたりすることもありました。プロレス自体は自分に合っていたと思います。
――いまは“ぽっちゃりキャラ”を脱却しましたが、どのように痩せたのでしょうか?
愛川ゆず季さん 結婚・出産を経て育児をしているなか、少し時間に余裕を持てるようになりました。その時間を利用して、夫が経営をしているトレーニングジムで運動をしたり、エステに通ったりするようになりました。いままで痩せたことがなかったのに、トレーニングを始めてから約12キロ減量しました。いま自信のあるボディパーツは背中です。
「痩せろ!」と言われることがストレスだった…「仕事が徐々に少なくなっていきました」
愛川ゆず季さん 太っていたことで、仕事が徐々に少なくなっていきました。衣装のサイズが合わなくて、迷惑をかけたこともあります。周囲から「痩せろ!」と言われることが、とてもストレスに感じていました。
――痩せたことで周囲の反応は、どう変化しましたか?
愛川ゆず季さん グラビアアイドルとして活動していた時期もあったので、「痩せるのが遅いよ!この年齢で痩せるんかい」と言われます(笑)。それと「いまが一番いいね」と言ってもらえることもあります。年齢を重ねていっても、挑戦することは、すごく楽しいですね。
――精神面での変化はありますか?
愛川ゆず季さん 出産後、育児だけをしている時は、自分に自信を無くしかけていました。でも、ボディメイクのコンテストに出場したことで、これまでやってきたグラビアやプロレスの仕事も全て繋がっているのだと気付きました。それも含めて、頑張った姿を評価してもらえたらうれしいです。
――ボディメイクを始めたことで、かつてのファンの反応はいかがですか?
愛川ゆず季さん グラビア時代のファンの方からは、「太っていた頃の方が良かった」と言われます(笑)。グラビアやプロレス時代は、女性ファンや応援をしてくれる方がすごく少なかったのですが、大会出場に向けてダイエットの様子をSNSに投稿していたら、「一緒に頑張りましょう!」というメッセージをくれる方が増えました。そういう同性からの声が、本当に嬉しいです。
――憧れの体型や人物はいますか?
愛川ゆず季さん 具体的な人物ではないのですが、バレリーナの体型に憧れます。しなやかなのに、姿勢も良く立ち姿もキレイで、芯がしっかりしている。とても美しいと思います。
――仕事面では何か変化はありましたか?
愛川ゆず季さん 1年かけて自分の身体と向き合うことができました。いまは、ダイエットや美容に関することを、いろいろな方と共有していけたらいいなと思っています。
(文/地原緑 写真/片山よしお)