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アンタッチャブル、コンビ結成30年で解散の危機は一度もない「一回喧嘩したことはありましたけど…」

 お笑いコンビ・アンタッチャブルがゴールデン帯初のMCを務めるバラエティ番組『ひらけ!パンドラの箱 アンタッチャブるTV』が、11日にスタートする。コンビ結成30年目にして念願の冠番組で、2人揃って若手ばりの全力ロケにも臨んでおり、柴田は「30周年の集大成」、山崎は「10年間を取り戻す」とコメント。約10年に渡るピンでの活動期間を経た彼らが、コンビ復活を遂げた想いをORICON NEWSの独占取材で明かした。

ゴールデン帯初MC番組は、コンビ30周年集大成の品評会「10年間を取り戻す」

――コンビ結成以来初となるゴールデン帯の冠番組『アンタッチャブるTV』のオファーを受けた際、どんなお気持ちでしたか?

柴田英嗣もう「やった!」ですよ。冠番組は“夢のまた夢”だと思っていましたからね。

山崎弘也信じられなかったですよ。もうすごいロケするんですけど、スタジオ収録はこれからなので、MCという実感がいまだにないです(笑)。まさかこんなにもしっかり番組名に名前がつくとは。名前がついたらついたで責任取らないといけないし、怖いなと思って(笑)。

柴田我々の30周年集大成ロケの品評会をしてもらうみたいな。なかなかヘビーな内容で、自分達の冠番組で行くようなロケじゃないので(笑)。50歳手前のおじさんが浮かれながらも、一生懸命番組を大事にしようと頑張っている感じを見てほしいですね。

山崎2人でのロケは10年なかったですからね。この10年間を取り戻す感覚で必死に頑張っています。
――初回ゲストのバカリズムさん、アンガールズ田中さんらの反応も楽しみですね。

山崎2人は学年が一緒の同級生なんです。そういうメンバーでできるのもすごく嬉しいですね。

柴田いまや世界のヒデ(バカリズムの愛称)ですけど、昔は目と鼻の先の10mくらいのところに住んでいて、貧乏な時から「いつか一緒にテレビ出ようぜ」っていうのを共にした仲で。その彼を、MCとしてゲストに迎えられるというのもひとしおですよね。

30年で喧嘩は一度きり「山崎はすげー震えてました(笑)」 『M-1』への想いは“真逆”

――今年でコンビ結成30年目を迎えられましたが、これまで衝突や解散の危機などはあったのでしょうか?

柴田ないですね。一回喧嘩したことはありましたけど、山崎はすげー震えてました(笑)。すごい遅刻してきて、謝りもしないでタバコ吸いながら「俺は俺で急いで来たのに、怒られたのが気に入らねえ」とか言われて。でもよく見たら、タバコを持つ手がすごい震えてて(笑)。

山崎キレたことがないので、ドキドキしちゃって(笑)。柴田さんは揉めるというよりは、唐突にいなくなっちゃう派なんで。相当嫌だったんでしょうね。「もう来ないでいいわ!」って言ったら「謹慎するわ!」って。

柴田そんな元気じゃないわ(笑)。まぁお笑いに関してもボケは100%任せちゃってるし、分業制みたいな感じなので、揉めないですね。出会った頃からお互いの印象も全く変わらないです。オフの暗い山崎は見たことないですね。

山崎オンが暗い時はあったけどね。楽屋で「行くぞー!(明)」って言って、舞台出た瞬間に「どうもー(暗)」っていう尖ってた時期はありましたね(笑)。
――いわゆる“ダウンタウン病”の時代ですね(笑)。以前、デビューから10年は全然仕事がなかったとおっしゃっていましたが、将来への不安や焦りはなかったですか?

山崎漠然とあったとは思いますけど、毎日楽しければいいかっていう思いの方が強かったかもしれないです。当時僕はくりぃむしちゅーの有田さんとずっと一緒にいたので、’03年の『M-1』が終わったら、有田さんの座付き作家になろうかなぐらいのことは考えてましたけどね。

――結果的にその年に敗者復活枠から決勝初進出し、大ブレイクを果たされましたが、お2人は昨今の『M-1』はどのようにご覧になっていますか?

柴田終わってほしいなって思います、毎年(笑)。次々に面白いのが出てくるから、自分達の記録とか抜かれちゃうじゃないですか。僕たちも’04年に「東京に優勝旗持ってきてすごいね」って言われたんですけど、翌年ブラックマヨネーズがとんでもない漫才やって、その次はチュートリアルが出てきて、あんまり大きな大会になってほしくないなって昔から思っていましたね。

山崎僕は柴田さんと逆で、どんどんすごい大会になってもらいたいですね。W杯やWBCでも、歴代の優勝国って調べるじゃないですか。『M-1』でも歴代王者を調べた時に、間違いなく我々がいるわけですよ。そういう大きい大会で優勝したっていうのは絶対消えないですからね。でも去年の『M-1』見てたら、過去の優勝者の振り返りVTRに我々の年が映っていなかったんですよ。サンドウィッチマンとかは出てたんですけど、何でだろうって。今度制作局の人に会ったら言わないとなって(笑)。僕は一生『M-1』にしゃぶりつきたいですね。世界大会とかになってほしい。

コンビの感覚取り戻すのに時間かかった「気恥ずかしさもあって、探り合いの1、2年でした」

――‘19年には約10年ぶりの漫才を披露されて話題になりました。それからコンビ活動を復活されて3年以上経ちましたが、いかがですか?

柴田最初は思い出す1年間でしたね。どうやって叩いていたかな?みたいな。

山崎時代的には叩かなくていいんですけどね。

柴田どういうコンマでやっていたかなとか。この10年間で山崎はいろんな人と絡んでいるし、スタイルも変わっているかもしれないじゃないですか。でも変わってなかったんですけど(笑)。すぐできたんですけどね。そういう気恥ずかしさも相まって、探り合いの1、2年でした。今ようやく、十数年前の通常に戻れた感じですね。
山崎最初は気を遣っていらっしゃいましたね。それまで僕がしょっちゅう絡んでいたメンバーより先にツッコんじゃいけないんじゃないかっていう気持ちがあったんでしょうね。だから隣でヘラヘラしてたもんね。

柴田ヘラヘラなんかしてねぇわ(笑)。ただ、テレビで見ていたパターンが目の前で行われるわけですよ。謹慎中も、山崎の出る番組はめちゃくちゃ見てましたから。新参者の俺がバンバンいくべきではないんだろうなっていうのはありましたね。

山崎逆にみんなも気を遣っているみたいなね。でも2人でガッツリロケ行くのは『アンタッチャブるTV』ぐらいですから、この番組のおかげで思い出せたところもあったかもしれないですね。ロケってカメラ回っていない時も他愛のない話をしたりするので、やっぱりスタジオで一緒にいるのと違うんですよね。
――お2人並んでのロケもMCも見られることに喜んでいるファンは数多いかと思います。改めてお2人の絆のようなものも感じられるお話でしたが、お互いにとって山崎さん、柴田さんはどのような存在なのでしょうか。

柴田家族みたいな感じじゃないですかね。

山崎僕は…後輩っていう感じかな。かわいい。本当に。かわいい後輩ですかね。

柴田お前ふざけんなよ!大きくなったな!迷惑かけたけど、俺もだいぶ助けてきたよ?(笑)。

山崎家族というわけでもないしね。例えられない。

柴田相方というものじゃないですかね。
【番組情報】ひらけ!パンドラの箱 アンタッチャブるTV(外部サイト)
放送枠:毎週火曜夜9時〜9時54分(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
※初回は4月11日(火)夜9時〜10時48分(2時間スペシャル)
MC:山崎 弘也、柴田 英嗣(アンタッチャブル)
総合演出:横田 幸介(カンテレ)
プロデューサー:長野 聡(カンテレ)
制作:ROFL
制作著作:カンテレ

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