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【上半期ドラマ満足度】『ミスなか』、『ナンバMG5』2作がトップ3入り、月9&新枠で見せたフジテレビの猛攻
「話題性」で存在感を増したフジテレビ、TBS&日テレはやや下降
また3位には、84.5Ptを獲得した間宮祥太朗主演『ナンバMG5』(フジテレビ系)がランクインした。同作は、フジテレビが新たにスタートした水10ドラマの1作目。プライム帯の連続ドラマで初主演となる間宮を起用し、演出を『踊る大捜査線』シリーズでおなじみの本広克行氏が務めた、フジにとって重要な作品である。
TBS系日曜劇場を抑えて首位に。さらに新枠が3位なったフジテレビが、存在感を増しているようだ。
謎解きミステリの物語だが、クセの強い主人公のキャラが繰り出す斬新な切り口での考え方や、既成概念に囚われない言葉が、多くの視聴者の心をつかんでいた。日々を過ごす中で感じるモヤモヤや、息苦しさ、理不尽な常識などについて、自分で考えて、意見を相手に伝える。そんな大切さも描かれており、幅広い層の視聴者から共感を集めていた。
上半期ドラマの上位作を見ると、再放送まで話題を集めていた山下智久主演『正直不動産』(NHK総合)は4位に。2位『マイファミリー』や7位『真犯人フラグ』と、引き続き謎解きドラマは好調な様子だ。また、TOP10内にテレビ朝日作品が4作あり、うち3作はシリーズもの(5位『家政夫のミタゾノ』、8位『相棒20』、9位『科捜研の女21』)と、根強い人気がうかがえる。意外にもTBS作品が2作、日本テレビ作品が1作と少ない印象だった。
7月期は、『家政婦のミタ』や『過保護のカホコ』を手がけた脚本家・遊川和彦氏の新作『家庭教師のトラコ』(日テレ系、水10時)や、初回視聴率11.2%(同)と好調なスタートを切っている『オールドルーキー』(TBS系、日9時)など話題作が豊富にそろう。7月期の満足度結果にも期待したい。
●「ドラマ満足度ランキング」とは
「オリコン ドラマバリュー」をもとに集計。オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1〜20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。
●集計期間/2022年1月11日〜6月30日(2022年1月4日〜2022年6月27日までに放送された主な作品が対象)
「オリコン ドラマバリュー」をもとに集計。オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1〜20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。
●集計期間/2022年1月11日〜6月30日(2022年1月4日〜2022年6月27日までに放送された主な作品が対象)
間宮祥太朗 (C)ORICON NewS inc.
山下智久(C)ORICON NewS inc.