ドラマ&映画 カテゴリ

【年間ドラマ満足度】戸田&永野W主演『ハコヅメ』が首位 “TBS一強”の牙城を崩す日テレ“水10”の存在

 2021年に放送された主な連続ドラマを対象に、視聴者の満足度を調査した「オリコンドラマバリュー」の『年間ドラマ満足度ランキング2021』。上位6作品が90ポイント台(100Pt満点)と良作が並ぶ中、『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』(日本テレビ系)が堂々の1位に輝いた。2位以下は『天国と地獄 〜サイコな2人〜』、『俺の家の話』、『最愛』と『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』とTBS系の作品が上位をひしめく結果で、まさに日テレ水10枠が存在感を提示した。

TOP10に2作、勢い増す日テレ「水曜10時」枠

 各クールで話題作による激戦が繰り広げられていた2021年の満足度ランキングだが、年間で振り返るとやはりTBSとの強さが浮き彫りに。上位5作中、4作がTBSの作品が占めているものの、注目したいのがトップ10内に日テレ水10枠から『ハコヅメ』(1位)と『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(6位)がランクインしている点だ。

 同枠の特徴は、ラブコメをベースにしながら、社会性のあるシリアス要素も織り込み、それぞれのテーマに即したメッセージを発信していること。今年もコロナの影響が続き、社会情勢への不安や新たな生活様式のあり方に敏感になるなか、笑って楽しみながらも、現代社会における課題を考えさせられる…そんなドラマ構造が視聴者の支持を得たようだ。

 一方、『天国と地獄』(2位)は、刑事と殺人鬼が入れ替わるというオリジナルの脚本と、スリリングな展開で見せる俳優の圧巻な演技力が視聴者を魅了していた。また、“入れ替わり”を単なるファンタジーで終わらせず、意義を持たせた展開へと昇華していたこだわりも高評価を集めていた。

 ランキング上位作は、いずれも家族や仲間、恋人を想い合う人間ドラマが丁寧に描かれていた。昨年もコロナ生活で気分の晴れない日々が続いたが、そんな中でも生きていくことの強さや意義を丁寧に伝えた作品に、多くの共感が集まっていたようだ。

『ハコヅメ』と『天国と地獄』が100Pt満点を獲得

 満足度ごとに作品をみていくと、戸田恵梨香と永野芽郁がW主演を務めた『ハコヅメ』は、初回から満足度95Ptを獲得し、2話目の94Pt以降も数値を下げることなく好調に推移。最終回直前の8話目では99Pt、最終回では100Pt満点を獲得した。

 同作の魅力は、個性豊かな端役たちの存在が存分に活かされたお笑い要素と、事件を通して社会問題を描くシリアス要素がバランスよく描かれていること。加えて、対照的な魅力を放っていた主演2人について、「とにかく永野芽郁ちゃんがかわいく、戸田恵梨香さんはカッコいい」、「ゆるっとした雰囲気ながらお芝居の土台がしっかりしているので安心して楽しめる」など、全世代から好印象の声が集まっていた。
 2位の『天国と地獄』は、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)や『義母と娘のブルース』(2018年)などを手がけてきた脚本家の森下佳子氏と綾瀬はるかが、ふたたびタッグを組んだ日曜劇場枠のオリジナル作。初回から満足度84Ptと高い評価を得てスタートし、その後は90台をキープ。こちらも最終回前話となる第9話では、100Pt満点を獲得した。

 なお、2021年に100Pt満点を獲得したのは、『ハコヅメ』と『天国と地獄』の2作。過去の満足度調査における満点獲得作品は、『半沢直樹』(TBS系2020年7月期)、『MIU404』(TBS系2020年6月放送)、『恋はつづくよどこまでも』(TBS系2020年1月期)、『アンナチュラル』(TBS系2018年1月期)、『99.9-刑事専門弁護士-SEASON II』(TBS系2018年1月期)、『コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜』(フジテレビ系2017年7月期)、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系2016年10月期)、『世界一難しい恋』(日本テレビ系2016年4月期)となる(2014年10月以降の作品が対象)。

テレ東、カンテレの“話題作”も上位にランクイン、心温まる人間ドラマに高評価集まる

 3位となった『俺の家の話』は、脚本を宮藤官九郎、主演を長瀬智也が務めた人間ドラマ。日常をユニークな視点で切り取る独特な物語は初回から注目度が高く、90Pt台の高数値をキープ。ドラマファンから圧倒的な支持を受けていた。

 4位タイの『最愛』は、吉高由里子主演のオリジナルサスペンス物語。2話目以降で90Pt台を維持し、犯人考察に加えて恋愛要素の注目度も高くなっていき、登場人物に感情移入する視聴者のコメントが多数見受けられた。また、同じく4位の『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』は、鈴木亮平主演の医療物語。ダイナミックなアクションも話題となり、初回94Ptと好スタート。最終話にかけて3週連続で99Ptを獲得するなど、とくに後半で圧倒的な支持を受けた。

 このほか上位には、コロナ禍の飲食店を応援する熱いメッセージを盛り込んだ松重豊主演『孤独のグルメ シーズン9』(テレ東系)が7位、『ギャラクシー賞2021年6月度月間賞』を受賞した松たか子主演『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ系)が9位など、ドラマファンがうなる良作が続々とランクイン。深みを帯びた人間ドラマや、心温まる愛を描いた作品が、とくに支持を集めていたようだ。

あなたにおすすめの記事

オリコンニュース公式SNS

Facebook、Twitterからもオリコンニュースの最新情報を受け取ることができます!

メニューを閉じる

 を検索