ORICON NEWS
【腹筋/筋肉】「RIZINガールの腹筋がすごすぎる…」格闘家志望の4児の美人母が、選手以上の話題に「子どもたちを守る強いママでいたい」
13キロ減量で挑んだ「RIZINガール」、筋肉はスカスカで骨と皮みたいな状態だった
あきぴさん いえ、運動はずっと苦手で、今でもジャンプもできないくらい鈍いです(笑)。昨年6月に『RIZINガールオーディション』を受ける前に主に食事制限で13キロ減量したこともあり、合格した時点では筋肉はスカスカ。骨と皮みたいな状態でした。
──たった1年でその肉体を作ったのでしょうか?
あきぴさん はい。ラウンドガールをやる以上は選手の大変さも理解しなければいけないと思い、格闘技ジムに入会。キックボクシングとブラジリアン柔術を習っています。どちらも腹筋に効く競技なので、週6日続けるうちに体もみるみる変わりました。体重も1年前に比べて筋肉を増やすために10キロ増量しました。
あきぴさん 朝6時に起きて家事をして、子どもたちを学校と幼稚園に送った後は、1時間のライブ配信。その後、ゴールドジムが1時間、格闘技のジムが2時間。それから子どもたちのお迎え、家事、寝かしつけた後に夜中1時くらいまでライブ配信。それから少し家事をやって就寝は3時頃です。
──すごいですね…。そんな頑張るママを見て、お子さんたちは何と言っていますか?
あきぴさん ライバーでも子どもを出すことはないですし、上から8歳、5歳、4歳、2歳とまだ小さいので、私の活動をよくわかってないみたいなんですね(笑)。一番上の子は最近少しわかってきたみたいで、「ママ、頑張れー!」と言ってくれたりします。
ママだって自分の好きなことを諦める必要はない
あきぴさん もともとRIZINが好きだったこと。それと私は結婚してからずっと専業主婦で、社会との関わりがなくなってしまっていたんですね。主婦は、大変なのに認められることが少なくて、そうした日々の中でどんどん自己肯定感が下がってしまいました。子どもを授かったのはとても幸せなことだけれど、ふとしたときに「自分の人生はこれでいいのかな?」と考えるようにもなっていました。
──外に働きに出ようと考えたことは?
あきぴさん それも怖くなっていました。もともと仕事をしていた女性が、出産・育児を経て社会復帰するのはなかなか大変なことで、しかも「育児は母親の役割」という風潮は今でも強いですよね。男性の育児参加が進んでも、やっぱり母親が仕事や趣味に夢中になっていると「育児放棄」と言われてしまうこともあります。そのことにも、すごく疑問に感じていました。
──2年前に『17LIVE』を始めて、ご自身のなかでどんな変化がありましたか?
あきぴさん 家でできる仕事として始めたのですが、専業主婦として家にこもる日々でどこか諦めていた美容やファッションも、人と触れ合うことで「やっぱり身ぎれいにしてたい」と意識が大きく変わりました。『17LIVE×RIZINガールオーディション2021』に挑戦したのも、「世の中のママたちの希望になりたい」という思いからでした。自分の活動を通して「ママだって自分の好きなことを諦める必要はないんだよ」ということを伝えられたらと思っています。
あきぴさん 私自身、笑顔が増えましたね。子どもと過ごす時間が以前より大切になって、トレーニングも兼ねてよく子どもと踊ったりしています(笑)。あと、抱っこしてスクワットするとすごく喜んでくれます。家事の間も腕と足に1.5キロずつおもりをつけているので、そこそこキツいのですが、これがけっこう効くんですよ。
──ゆくゆくはラウンドガールを超えて、選手としてリングに上がるという夢もあるとか?
あきぴさん はい。ブラジリアン柔術は、来年出場を目指しています。総合格闘技は、まだぜんぜん弱いので即負けてしまうとは思うのですが、負けたとしても人に勇気を与えられるのが格闘技の素晴らしさ。いつでもチャレンジする気持ちでいます。
──格闘技のほかに何か夢や目標はありますか?
あきぴさん 私は一度離婚を経験しています。シングルマザーだった頃は、精神的にも経済的にも辛いことがたくさんありました。そんな経験もあって、いつかママと子どもがいつでも気軽に逃げ込めるシェルターを全国に作ることができたらという夢もあります。そのためにも、いっぱい稼げるようになりたいですね。そして大前提として、どんなときでも自分の子どもたちを守れる強いママでいたいです。
(文/児玉澄子)
◆あきぴさんのInstagram(外部サイト)