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【美ボディ大会】「婚約破棄が悔しくて…」失恋と拒食症乗り越え、ボディメイクで人生激変の元グラビアモデル「性の対象から女性の憧れに」

 先ごろ、健康的な肉体美を競うボディコンテスト『サマー・スタイル・アワード(SSA)』の東京予選が開催された。バランスのとれたスタイルや女性らしく優雅で美しいボディを審査する「ビキニモデル」部門に出場したYouTuberの緒方友莉奈さん(27)は、婚約破棄をキッカケにボディメイクを開始。“元カレを見返したい”と更新を続けたInstagramのフォロワー数は10万人超。グラビアモデル時代は“性の対象”だったが、今では女性からの“憧れの対象”へと変化を遂げたそうだ。

お尻もバストも大きくなって、メリハリのあるボディを手に入れた

――普段はYouTuberとして活動されているとのことですが、始めてからどのくらい経ちますか?

緒方友莉奈さん もう3年くらいになります。フィットネス系女子では長いほうですね。トレーニングは、4年ほど前から始めました。その頃はモデルをやっていたので、体型維持も兼ねて週に1回くらい。本格的にトレーニングを始めたのは約1年半前からです。

――本格的にトレーニングを始めようと思ったキッカケはか?

緒方友莉奈さん 失恋です。婚約破棄されたのが悔しくて、彼よりもフォロワー数を伸ばしたいと思ってがんばりました。10万人を超えるところまで行ったのですが、アカウントを乗っ取られてしまったので、今は1.5万人です。

――現在は、どのようなトレーニングを中心にやっているのですか?

緒方友莉奈さん パーソナルジムに週1回ほど。それ以外の日はトレーニングジムで有酸素運動を2〜3時間とウェイトトレーニングを2時間やっています。ジムには同じような目的を持った人が多くいるので、モチベーションが上がりますね。
――過去にダイエットをしたことはありますか?

緒方友莉奈さん モデルをやっていた頃は、171センチで42キロしかない拒食症でした。ボディメイクと出会って体重は55キロに増えたのですが、体脂肪は28%だったのが14〜15%と大幅に減らすことができました。ボディメイクを通して人が変わったと思うくらい大きく変化しています。

――自慢のボディパーツはどこですか?

緒方友莉奈さん 大胸筋がすごいですね。普通、大胸筋のトレーニングって女性はあまりしないのですが、私は大胸筋を鍛えたことでバストが86センチだったのが、95センチになりました。お尻も82センチが95センチになりました。トレーニングをすることで、メリハリのあるボディを手に入れることができました。

――どんな体型になりたいと思っていますか?

緒方友莉奈さん 昔は菜々緒さんのようなモデル体型に憧れていたのですが、最近は日本人体型と言われるのがいやで、「日本人なのに(メリハリが)凄くない?」って言われるような体型を目指しています。外国人やアニメ『ルパン三世』の峰不二子のような身体になりたいです。

ひとりの人間として自信が持てるようになり、人生がとても楽しくなった

――周囲からのうれしかった言葉は?

緒方友莉奈さん いままでは男性ファンが多かったんですけど、身体を鍛えたことで、女性から「憧れる身体」と言われることが増えましたね。それが自分にとっては一番うれしいことです。

――同性から好かれるのはうれしいですよね。

緒方友莉奈さん そうですね。もともとグラビアモデルをやっていたので、男性に「エッチな体」としてカテゴライズされていたのですが、最近は「なりたい身体」と言われるようになったので、ありがたいなと思っています。

――ボディメイクを通して、周囲の視線に変化はありましたか?

緒方友莉奈さん 全然違いますね。以前は“性の対象”として見られることが多かったのですが、今はアスリートとして見られるようになり、ひとりの人間として尊敬されるようになりました。
――この大会に出場しようと思ったキッカケは?

緒方友莉奈さん YouTubeで『令和の虎』というチャンネルに出演して「絶対に優勝する」と誓いました。なので、今年はいろんな大会に出てその誓いを果たそうと思っています。

――ボディメイクを通してコンプレックスがなくなったなど心境の変化はありますか?

緒方友莉奈さん 変化したのは、“エロ”ではなく“芸術”として見られるようになったこと。女性としての自信ではなく、ひとりの人間として自信が持てるようになったのは大きいですね。人生がとても楽しくなりました。

――ボディメイクの魅力はどんなところですか?

緒方友莉奈さん 自分の弱いところを改めて知れるところ。「こんなに頑張ったのに少ししか筋肉がついていない」と自分を追い込んでしまうタイプなので、そういう意味ではデトックスだと思っています。

(文/地原緑 写真/片山よしお)
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