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窪田正孝&本田翼&広瀬アリスが語る バラバラだからこそ強い『ラジエーションハウス』の絆「未完成を補い共鳴」
窪田正孝の“座長”ぶりに信頼「さすが主演!」「うちのストッパー」
窪田「『ラジエーションハウス』から外に出ることへのワクワクはすごかった。(監督)鈴木(雅之)さんの作品では“あるある”なのですが、いろんな物事が同時進行で起こって観る人を飽きさせない構成にしていたのかな」
窪田「アリスが一番大きかったんじゃない?」
広瀬「一番わかりやすく、大きく成長したんじゃないかな。最初は新人からスタートだったので、シーズン1では『これはなんですか?』って言いまくって。シーズン2では少しずつ患者さんと向き合えるようになってからの、苦難もあって。映画では子どもの検査を担当したり、やっとチームに溶け込んでスタートラインに立てた。専門用語もちょこちょこ入ってきましたよ」
本田「唯織くんは、シーズン1から本当に変わらない」
窪田「唯織は軸として変わってはいけないので、逆にみんなの変化を一番見せてもらった気がします。彼は基盤が子どもの頃の杏ちゃんとの約束のみで動いているから、原動力はそこしかない。彼の専門的な知識やスペックはあがっていくけど、人間としての成長は追いついていない部分はあった。それが、この3人や辻村(駿太郎)も含めて4人の関係性もありながら、裕乃の成長に引っ張られて唯織は変わっていき、ひとつの壁を超えられた。それはクライマックスに描かれています。なので裕乃の成長に、みんなが引っ張られている感じがします」
本田「杏は離島で尊敬する父親との別れや1人きりで患者さんに向き合うことにより改めて仲間の大切さを強く感じたりなど、この島でのたくさんの経験から自分の目指すべき方向を見極め、それを選択できるようになったと思います。」
窪田「結果は、ひとつなんですよね。患者さんでつながっている。病気を見つけることは大前提だけど仕事が終わった勤務時間外に患者さんのために残ったり、同じことを考えて同じところにいたりするから、患者さんでつながっているんだなって」
広瀬「バラバラなのに、なぜかチーム力があるのは感じます」
窪田「お互い馴れ合わずにやることはやるし、いい意味で突き放すときは突き放す。みんなが完全じゃない、未完成を補って共鳴している感じがあります」
本田「映画ではとにかく立て続けにいろんなことが起きて、トラブルの連続なんですがいつのまにか全員が集結し、一丸となって立ち向かうのはラジハならではだと思います。
窪田「物語を見せないといけないとなると、ドラマでは、人物の背景は1時間のなかでどうしてもおろそかになってしまう部分がある。患者さんがいてその患者さんのバックボーンをみせたら、患者さんの病気を見つけて、どう向き合っていくかに重きを置きつつも医療モノだから、事件はもちろん見せているけど、映画では裏側の人間の中身や感情を大事に映していると思います」
本田「さすがラジハの座長! 本当に頼りになる」
広瀬「信頼しかない!」
本田「こういうときにピシッとしてくれる人」
広瀬「みんな流されやすいから、そういうときにちゃんと止めてくれる(笑)。うちのストッパーなんです」
映画『劇場版ラジエーションハウス』本予告
ヘアメイク:糟谷美紀
スタイリスト:菊池陽之介
本田翼
ヘアメイク:中山友恵
スタイリスト:本間園子
広瀬アリス
ヘアメイク: 宮本愛(yosine.)
スタイリスト:梶原浩敬 (OTA OFFICE)