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オンライン時代の逆転現象? 素をさらけ出すのは“対面”より“モニター越し”「“謝罪用メガネ”を買いに来る方も」
マスクで顔が隠れる対面、オンラインではさらけ出すことに…逆転現象で生まれる恐怖感
実際、オンラインで自分の顔がモニターに映った時、ぎょっとすることはないだろうか。なにか顔色が悪い、冴えない印象、ぼんやりしていて仕事ができなそう…。出向いた先で相手に直接会うことができれば、多少のルックスのアラは会話や表情、仕草などでカバーできる。しかも、現在はマスクによって顔の下半分が覆われているために、すべてをさらけ出さなくて済むというある種の“安心感”もあるだろう。ところがオンラインの場合、雰囲気で挽回しにくいばかりか、自宅や個室にいるためマスクを付けないことが多い。実は、対面よりもまじまじと顔をさらさねばならないという、逆転現象が起きているのだ。マスク生活に慣れた今、モニターを介すと言えど、そこに恐怖を感じる人も多いのではないだろうか。
もちろん、ビジネスの場でイケメンだ、魅力的だとチヤホヤされたいわけではない。だが、少しでも「この人に任せておけば大丈夫そうだ」「一緒に仕事がしやすそうだ」と思われるようなデキるイメージ、知的で真面目なイメージは担保したいもの。第一印象がモニター越しの勝負となるオンラインの場合、見た目の印象はより重要となる。
とはいえ、社会人ともなれば、なかなか思い切ったイメチェンはしにくい。顔周りでいえば、髪型や髪色を変える方法もあるが、うかつに手を出すと逆効果になりかねない。そんなとき、ワンポイントで印象アップできそうな代表例は、やはりメガネだろう。
田村淳、中居正広…エンタメ界でも有効、メガネで作る“お仕事イメージ”
そんなふうに変化を遂げているメガネだが、一方で「メガネ=真面目、知的」といったイメージも根強い。最新の「メガネをかけている人のイメージ」についての調査(Zoff Eye Performance Studio)でも、「知的」と答えた人が37.8%で、「真面目」は36.9%。「仕事ができそう」16.5%、「冷静」15.6%という結果に。いささかステレオタイプにすぎる気もするが、実際、ドラマやCMなどで「仕事ができる役」を演出するとき、メガネがキーアイテムに選ばれる確率は未だにとても高い。
メガネブランドZoffの広報宣伝室・関舞奈さんに聞くと、実際「ドラマやCMなどへのリースは多く、役柄や背景に合わせた依頼をいただいています」とのこと。例えば、某大手ゲームメーカーのCMに出演する女優へメガネをリースした際には、「おうち時間を演出し、かつ華やかに見えるものを」ということで選定し提供したそうだ。一方で、調査の結果を裏付けるようなメガネによるイメージの変化を感じることも多いという。
「ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん、中居正広さんなど、コメンテーターやニュース番組のMCをされている方は、その番組のときだけメガネをかけたり、メガネを変えたりする方もいます。それによって落ち着いた印象を付与したり、説得力がアップする効果もあるのではないでしょうか」(同)
つまり、「メガネでイメージは作れる」。エンタメ界では当たり前のことでもあるが、ビジネスの現場でもプラスのイメージを獲得するアイテムとして、活用できそうということだ。