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社会貢献を“ゲーム化”、ごみやポイ捨て問題も楽しみながら解決できる取り組みが活発化

若者や自治体からも注目、「ごみ問題もポイ捨て、受動喫煙問題も“自走”して解決していくことが大事」

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 普通ならば、ポイ捨てされたたばこの吸い殻に近寄りたくはないし、わざわざ拾ってきれいにしようという人も少ないはず。だが、まるで『ポケモンGO』のようなゲーム性を持ち合わせ、SNS拡散による相乗効果もあり、反響は上々。12月7日から東京都内8区限定で開始されたが、1月下旬までに700以上の投稿が集まり、拡散されているという。

「渋谷で“吸い殻モンスター”を披露するポップアップイベントも行ったのですが、たくさんの方に来場いただき『面白い』『可愛い』と言っていただけました。驚いたのは、若い女性やカップルが多かったこと。また、非喫煙者が8割と、たばこを吸わない方が多かったことにも驚きました。とくに若い方は、環境問題などに興味を持つ人が多い。嫌われがちなたばこですが、見せ方を工夫することによって、このように意識を向けてもらえるのだと実感しました」

 社会貢献活動でも、「どうせなら面白く、少しでもポップに」と考えた『ポイ捨て図鑑』。「楽しみながら行ってもらうことで、それは大きなうねりになる。ごみ問題もポイ捨て、受動喫煙問題も“自走”して解決していくことが大事なんだと思います」

 ところで、この『ポイ捨て図鑑』自体では、同社にとって直接的なビジネス的報酬は得られないという。それでも大きな意味があると、山下氏は話す。

 「現状、喫煙所の撤去や閉鎖により、路上喫煙やポイ捨て、受動喫煙の問題がより注視されています。ゲーム感覚で楽しめるこのプロジェクトによって得たデータを活用し、そういった問題の解決の糸口を作りたい。実際、豊島区など自治体側からの問い合わせもあり、この取り組みを全国に広げていきたいですね」

世間では、SDGsや環境問題が話題になっていても、いざ実際に行動するとなると、たやすいことではない。『スポGOMI』や『マンホール聖戦』、『ポイ捨て図鑑』などのゲーム性あふれる取り組みは、そんな人の背中を押しながら、楽しませてもくれるだろう。それがほんの少しでも、世の中のためになるならば…。試しに参加してみるのも、良い経験になるだろう。

■『ポイ捨て図鑑』(外部サイト)

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